十五夜イベント6選!家族で月を見にお出かけしよう

暑い夏をどうにか乗り超え、ようやく気候が落ち着き過ごしやすい季節に。お出かけする足取りも軽くなります!

ここ数年の秋のイベントと言えば、日本でもハロウィンが盛り上がってきてますよね。でもちょっと待って!日本古来のお月見も忘れないでください!お月見って、お団子をお供えしてて月を眺めるの?ぐらいのイメージしか湧かないかもしれませんが、実はこの時期、全国各地で十五夜に関連したイベントや祭りがいくつも催されるんですよ。

日本の伝統行事を、お子さんと一緒に楽しみませんか?

知っているようで知らない十五夜のアレコレ。

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十五夜って何?と、お子さんに聞かれてスラスラ答えられるパパ・ママは、案外少ないかも!?いつ聞かれてもいいように、こっそり復習しましょう(笑)

「十五夜」は、旧暦8月15日の夜の呼び名です。旧暦では、7・8・9月は「秋」に区分されていました。この季節の区分ですと、8月は秋の真ん中で「中秋」となります。なので、秋の真ん中の8月15日夜である十五夜を、中秋(ちゅうしゅう)とも呼びます。

そして、月の満ち欠けのリズムからいくと、8月15日の夜は満月かそれに近い丸い月が見られます。更に、この時期は気候がよく空が澄んでいることが多いので、十五夜の月=美しい満月=中秋の名月という、呼び名も生まれました。

加えて、秋は農作物の収穫の時期であり、十五夜あたりは稲刈りまで少し手が空く時期。稲の豊作を願った豊作祈願の為、または農作物(芋類が起源という説も)の収穫祭をこの時期の満月の夜に執り行うようになったことが、十五夜のお月見の始まりと言われています。

団子を盛るのは、祈願や感謝の表れ。神様や自然へのお供えものなのです。

農耕民族である日本人が美しい月を眺めて、自然の恵みに感謝を捧げるようになったというお月見。自然と寄り添って暮らしてきた、とても日本人らしい発想だと思いませんか?

毎年違う「十五夜」の日付。2015年の「中秋の名月」はいつ?

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明治時代初頭まで使われていた旧暦は、現在使われている太陽暦とは日の進め方が違います。難しい説明は省きますが、太陽暦で見ると十五夜は、その年によって日にちが変わってしまうのです。

今年(2015年)の十五夜、中秋の名月が何日かと言うと、ズバリ、9月27日(日)!

ちなみに、昨年は9月8日、来年は9月15日なので、やはり全然違いますね。

子どもと行きたい、全国の十五夜イベント&祭り6選!

日本全国でお月見を楽しめるイベントやお祭りが催されますよー。お子さんと一緒に楽しめそうなスポットを6つほど厳選してご紹介します。

1. 向島百花園「月見の会」(東京都墨田区)

江戸時代に造られたこちらの庭園。名前の由来は「四季百花の乱れ咲く園」という意味からつけられました。

「月見の会」では、笛の音の中、団子や野菜等のお供えをする「お供え式」や茶会等、古式ゆかしいお月見を体験できます。日本の伝統行事を体感!

【日時】
2015年9月26日(土)~28日(月)
9:00~21:00(最終入園は20:30)
【住所】
東京都墨田区東向島三丁目
【問い合わせ】
03-3611-8705(向島百花園サービスセンター)
【交通アクセス】
東武スカイツリーライン「東向島」下車 徒歩約8分

2. 池袋「ふくろ祭り」(東京都豊島区)

池袋の町全体がお祭りで盛り上がります!太鼓ショーやキッズ・ダンサーショー、バンド演奏等、音楽系の催しが盛りだくさん。27日の19:15からは、沖縄の伝統舞踊「エイサー」が披露され盛り上がりは最高潮に!ちびっこ縁日もありますよ。

【日時】
2015年9月26日(土)~27日(日) 12:00~20:00頃
【住所】
東京都豊島区南池袋1丁目
【問い合わせ】
03-3986-7933
【交通アクセス】
JR・地下鉄各線 池袋駅

3. さいたま市宇宙劇場「星空散歩」(埼玉県さいたま市)

プラネタリウム「星空散歩」で、中秋の名月にまつわるお話を交えてのプログラムを投影。その後、屋上で天体望遠鏡で月を観る「観望会」が開催されます。

科学的目線でお月見を楽しみたいパパ・ママ&お子さんにおすすめ!

【日時】
2015年9月27日(日)
18:00~19:00(星空散歩)、19:00~20:00(観 望 会)
【住所】
埼玉県さいたま市大宮区錦町682番地2
【問い合わせ】
048-647-0011
【交通アクセス】
JR大宮駅西口徒歩3分

4. 須磨離宮公園「月見の宴」(兵庫県神戸市)

公園の一角には、千年以上も昔から月を愛でる場所として親しまれてきた名所「月見台」があります。

由緒正しいお月見場所で開催される「月見の宴」では、園内の見所を周る「離宮と月見ガイド」や「月見茶会」に参加できます。風情ある観月ができますね。

【日時】
2015年9月26日(土)~9月27日(日)17:00~20:00頃
【住所】
兵庫県神戸市須磨区東須磨1-1
【問い合わせ】
078-732-6688
【交通アクセス】

JR神戸線「須磨駅」から75系統「妙法寺駅行」の市バス「離宮公園前」すぐ

5. 大覚寺「観月の夕べ」(京都府京都市)

嵯峨天皇が中秋の名月に大沢池に舟を浮かべて月を眺めたことから始まったという「観月の夕べ」。実に長い歴史がある催しです。

その舟に乗るには、勅使門前舟券売場で当日発売される舟券を入手することが必要。水面に映る月は、幻想的で美しいことでしょう。

【日時】
2015年9月25日(金)~9月27日(日)17:00~20:00頃
【住所】
京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
【問い合わせ】
075-871-0071
【交通アクセス】

嵯峨嵐山駅から徒歩約17分

6. 百舌鳥八幡宮「月見祭」(大阪府堺市)

稲の豊作を祈願して執り行われるようになったのが起源。太鼓を収めた台座の上に5段からなる朱色の座布団に似たものが積み重ねられた「ふとん太鼓」が有名です。このふとん太鼓を80名近くの大人がかつぎ練り歩く様は、勇壮で迫力があります!

【日時】
2015年9月26日(土)~9月27日(日)11:00~22:00頃
【住所】
大阪府堺市百舌鳥赤畑町5丁706番地
【問い合わせ】
072-252-1089
【交通アクセス】

JR阪和線百舌鳥駅下車 徒歩10分

日本の伝統行事十五夜のお月見を通して

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いかがでしたか?全国で、中秋の名月に様々なイベントやお祭りが開催されますね。お月見を通して、日本人が長らく農耕民族として生活してきたこと自然の恵みに感謝してきたことなど、日本人のココロをわかりやすく伝えてあげられたらいいですよね。

素敵な十五夜をお過ごしください!

東京在住。やんちゃ盛りの5歳の男の子と、「魔の」2歳女の子、2人を子育てしながら、家事に育児に仕事に奮闘するワーキングマザーです。
WEB媒体のコンテンツを中心としたライター業で精進中!