南海トラフ地震に備える!子育て家庭の防災のオキテ10選

3.11の東日本大震災では、日本に住む我々にとって地震が身近な自然災害であることを改めて思い知らされました。

次に発生することが懸念されているのが、南海トラフ地震です。南海トラフ地震とはどういったものなのか?子供がいる家庭で、特に意識したい対策は?等、防災のテクニックとして10選をご紹介します。

南海トラフ地震とは・・・

南海トラフとは、フィリピン海プレートとアムールプレートの境にある深い溝のこと。四国の南側の海底で水深4,000mもの深さがあり、非常に活発な地震発生帯となっています。

約90年~150年間隔で地震が発生しており、この周期を考えると遠くない未来に巨大な地震が発生する可能性が高いと言われています。

最大震度7を観測する地域や大規模な津波に見舞われる地域が予測され、各地に甚大な被害を及ぼすと言われています。

子どもがいる家庭はチェック!防災のポイント&あると便利な防災グッズ

1.家具の固定

 

阪神淡路大震災では、建物の中でケガを負った人の46%が家具の転倒・落下によるものだったということです。

お子さんがいるご家庭なら、なおさら危険!大人なら軽度で済むケガでも、小さい体の子供は大ケガになる可能性も高いのです。家具の固定は、手軽にできる防災ポイントのひとつ。ぜひ、家具転倒防止グッズで補強してください。

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家具転倒防止伸縮棒各サイズ<2本・10本セット>(アイリスオーヤマ)/¥1,058(税込)~\6,242(税込)

2.食料・飲料などの備蓄

なぜ家庭での備蓄が必要なのか。まず、食料の供給が減ることが予想されます。また、物流の混乱等と同時に、電気・水道の復旧には3日以上がかかることも予測されます。

そのため、家庭の中で最低でも3日分、できれば一週間分程度の食料品の備蓄に取り込むことが望まれています。飲料水は必須。缶詰や乾パン等が主流ですが、栄養バランスにも気を配りたいところ。野菜がたっぷり入ったレトルトスープや雑炊などもあるといいかもしれません。

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備蓄用 野菜たっぷり豚汁 5パックセット(東和食彩)/¥1,190(税込)

3.子供用の備蓄

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災害時でも子供が日常に近い生活を送れるようにするには、子供用品も備蓄しておかなければいけません。

具体的には、オムツやおしりふき、粉ミルク、離乳食等。その他、アレルギーや持病等がある場合は、その対策備蓄も必要になります。

4.避難場所や避難経路の確認

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いざとなると、慌ててしまい避難するにもどこへ行けばいいのかわからない事態が考えられます。そのため、日ごろから避難場所や避難所を把握しておくことが大事です。

ちなみに、避難場所は火事や家屋の倒壊の危険から身を守り、一時的に鎮静化するのを待つ場所。家屋が被害にあった場合、しばらく生活する場所が避難所になります。

5.家族との安否確認法

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大きな災害が起きると電話回線の使用が集中して混雑し、つながらなくなる事態が起きます。

その為、災害用伝言ダイヤル「171」を使う、災害用伝言サービスを使う、SNSを使うなど、家族と安否の確認方法を事前に決めておくと良いでしょう。

6.寝室にスリッパ or 靴を置く

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大震災に遭遇した人々が口にするのが、裸足で逃げる危険について。特に就寝中に大地震に見舞われた場合、割れた窓ガラスや転倒して壊れた家具によって素足をけがしてしまう恐れがあります。そうなると、スムーズな避難が難しくなる危険性があります。

スリッパや運動靴をベッド付近に置いておくと、いざという時に安心です。

7.防災について普段から話す

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日ごろから、子供に災害について話すことも大切です。恐怖心をあおるのでは?と考えるかもしれませんが、今の日本ではいつ大災害が起きてもおかしくありません。正しい知識を伝えることも立派な防災対策です。

8.抱っこひもは必須

赤ちゃんを育児中のご家庭はたいていお持ちだと思いますが、災害時にも抱っこひもはとても役立ちます。

避難は両手を空けるのが必須。避難所の生活でも、体を密着させることができる抱っこひも使用は、ママにもお子さんにもストレスの緩和になります。

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Adapt ブラック(エルゴベビー)/¥23,760(税込)

9.近所の人とのお付き合いを大切に

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災害時、近所の方々の助けは本当に力になります。実際に、阪神・淡路大震災でも家の下敷きになった多くの人を近所の方々が助け出しました。

また、声を掛け合う、避難を介助するといったサポートがどれほど人々の支えになるか・・・。マンション等の集合住宅では、特に近所とのつながりが希薄になりがちなので、日ごろからお付き合いを心がけたいところです。

10.正しい情報の入手

災害時、正しい情報を入手することは身を守るためにとても大切です。ラジオは非常に有効な情報収集ツール。電池がいらない手回し式や懐中電灯がついているタイプ、救援アラーム付きなど多機能な防災ラジオも多数販売されています。

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多機能 防災ラジオ ソーラー充電&手廻し充電(ミツトモ製作所)/¥4,104(税込)

備えあれば憂いなし

いつ起こるか予測がつかないからこそ、日ごろからの対策が大切になってくる防災。特に小さなお子さんがいるご家庭は、抜かりなく準備しておきたいところです。

いたずらに恐怖心を持つ必要はないと思いますが、「必ず大きな地震が起こる」という意識は常に持っていた方がいいかもしれません。

東京在住。やんちゃ盛りの5歳の男の子と、「魔の」2歳女の子、2人を子育てしながら、家事に育児に仕事に奮闘するワーキングマザーです。
WEB媒体のコンテンツを中心としたライター業で精進中!