おせち料理と並んでお正月らしさを感じられる料理と言えば、お雑煮！すまし汁の関東風、白みそ仕立ての関西風など、郷土色豊かでご家庭ごとに様々な味があることでしょう。こたつでアツアツのお雑煮をいただく、くぅ～、いいですね！
お正月を前に、お雑煮の簡単レシピや、入れると美味しい具材など、お雑煮を更に美味しくいただくのに役立つ情報をお届けします！
お雑煮の由来は？
稲作と共に独自の文化を培ってきた私たち日本人にとって、米を原料とした餅は「ハレの日」に食べるおめでたい食べ物でした。お正月という一年で最もおめでたい日に、ハレの食べ物である餅を井戸や川から汲んだ一年で最初の水「若水」で煮て食べたのが始まりという説があります。
また、お雑煮を食べるときは、柳でできた「祝い箸」を使います。祝い箸は、末広がりの八寸（約24cm）の長さと両方が細くなっている「両口箸」が特徴。両方細くなっているのは、片方は自分が使い、もう片方は神様が使うという意味合いから。神様と共にお祝いをするという思いが込められています。
お雑煮の簡単＆基本の作り方
そもそも、お雑煮ってどんな風に作るかご存知ですか？関東風と関西風、2つの味の基本の作り方をご紹介します。
関東風お雑煮の簡単レシピ
- 鶏もも肉を一口大に切り塩を振った後、茹でます。大根・にんじんも下茹でしておきます
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ほうれん草や小松菜といった青菜もさっと茹で、水気を絞っておきます
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角餅を香ばしく焼きます
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だし汁としょうゆ・塩で調味したすまし汁に、1～3の具材を入れひと煮立ちさせ椀に盛り完成です
関西風お雑煮レシピ
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里芋、大根、にんじんを面取りして茹でておきます
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丸餅を茹でておきます
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だし汁で白みそを溶き沸騰させないように温めます
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椀に1と2の具材を入れ、3の汁を注ぎ完成です
お雑煮に入れると美味しい具材6選+番外編
関東風なら鶏肉や青菜、関西風なら里芋やにんじんといった基本の具材があります。でも、それ以外にも入れると美味しい具材もあります！伝統にこだわるのも良いですが、アレンジして新しい現代風お雑煮はいかがですか？
1. 魚介類
海老や蟹を入れると見た目も華やかになりますし、何よりも良いダシが出て美味しさも倍増！鮭やハマグリでも美味しいでしょう。
2. とろろこんぶ
お吸い物やお味噌汁に入れていただくことも多いとろろこんぶ。お雑煮にも合わないはずがありません！お餅ととろろこんぶが絡み合って、するする食べられちゃう。
3. ベーコン+水菜
ベーコンは洋食やスープでは、ダシとしても使われる食材です。それに水菜のシャキシャキ感を加えれば、一風変わった現代風アレンジ雑煮の出来上がり。
4. クリームチーズ
関西風の白みそ仕立て雑煮の方により合うかもしれません。味噌とチーズは、同じ発酵食品ということで絶妙な組み合わせ。
5. 練りごま
こちらも白みそ仕立てと相性抜群。白ごまをすって水を少しづつ加えたペースト状のものでもいいですし、市販されている練りごまを加えても良いでしょう！コクが増します。
6. キムチ
辛いイメージがまったく湧かないお雑煮、あえての辛さアップはいかがでしょうか？唐辛子のカプサイシン効果で、体もぽかぽかです。
番外編. 甘酒
具材ではないのですが、ダシではなく甘酒にお餅を入れるというのはどうでしょうか？ほっとする優しいお味を楽しめます。
お雑煮って実は色々合うんです
え？これ？？と思った具材もあったかもしれません。関東風のすまし汁、関西風の白みそ仕立て、それぞれに合う食材は無限にあります！ご自分の好みや地域ならではの食材を足したり、ナンプラーやオリーブオイルを加えて外国風のアレンジというのもアリではないでしょうか。
お正月には欠かせないお雑煮。基本スタイルも味わいつつ、ちょっと変わったプラスαアレンジお雑煮を試してみれば、新たなお雑煮の魅力を発見できるはずです！
