豊かな自然に恵まれている日本。それゆえに、自然災害とは切っても切り離せない関係です。近年は気候の変動が激しく、予想以上に大きな被害が出ることも多くなっています。
台風もそうです。いざという時に慌てないように、日ごろから防災を意識して台風への対策もしっかりしておきましょう。
台風の発生時期
気象庁が発表している 1981年~2010年の30年平均のデータによると、年間25.6個の台風が発生しています。
中でも一番多く発生しているのが、8月。
次いで、9月、7月の順になっています。接近数、上陸数も同じ順。8月は真夏日が多く晴れているイメージがありますが、実は台風に注意が必要な時期でもあるんです。
台風対策10のポイント
台風から大切な家族や家、財産を守るのにはどのような点に気を付けて対策をすれば良いのでしょうか?特に気にしたいポイントを以下にまとめました。
1.非常用品準備
懐中電灯、非常用食料、水、救急薬品、携帯ラジオ。これが最低限必要な物。その他、小さいお子さんがいるご家庭なら、紙おむつやおしりふき、離乳食、粉ミルクなども必要になりますし、家族の状況によって準備しておく非常品は異なってきます。子供でも簡単に背負えるような子供用防災セットも販売されていますよ。
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2.ハザードマップの入手
自然災害被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図をハザードマップといいます。
ハザードマップには、避難経路、避難場所が掲載されています。このハザードマップに従って避難することで、身の安全を確保できる可能性が高くなります。
ハザードマップは、各自治体のホームページ上で公開されていますし、役所でも配布しています。ぜひ、入手しておきましょう。
3.正しい台風情報の確認
台風の規模や進路など、状況は刻々と変化していきます。正しい情報を入手して判断することが大切です。
ラジオは自然災害の時の情報収集に役立ちます。停電することも考えられますので、乾電池の予備や手回し式ラジオを準備しておくと安心です。
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4.窓や雨戸の補強
強い風への対策を事前にしましょう。ガラスのひび割れや窓枠のガタつきがないかをチェック。窓にテープを貼ると補強になります。
万が一ガラスが割れた時の為に、カーテンは必ず閉めておきましょう。
5.床上浸水対策
家電や家財を高い所、上階に移動させておきましょう。電気のコンセントは漏電、ショート、感電の恐れがあるので必ず電源を抜きましょう!
水害に有効とされる土嚢(どのう)が、役所で配られることもあります。詳細は各自治体の防災課などにお問合せください。
6.飲料水・生活用水の確保
台風被害によって断水することも考えられます。飲料用の水の他、トイレを流すなど思いのほか水は必要になります。ペットボトルやケースでの備蓄の他、浴槽に水を張っておくのも有効です。
7.停電に備える
夜間に暗闇の中で過ごすのは、余計に恐怖心や不安を増長させます。懐中電灯はもちろんのこと、マッチやろうそくも用意しておくと安心でしょう。
8.ベランダや屋外の物を片付ける
植木鉢や置物、物干しざお、ハンガー類など飛ばされそうなものはすべて撤去しましょう。飛ばされて家屋を傷つける可能性があるだけでなく、歩いている人に当たってしまうことも考えられ、大変危険です。
9.外出は控える
避難指示・命令が出た際は、速やかに避難しなければいけないですが、そうでない場合は極力外出を控えて危険を避けましょう。
台風が過ぎ去っても、川は増水し崖付近は地盤が緩くなっているなどの可能性も考えられます。そのような危険もありうると、子供にも注意を促しましょう。
10.普段から子供に台風や災害のことを話しておく
自然災害が多い日本ですから、いつ自分たちが被災者になるかわかりません。
いたずらに不安を煽る必要はありませんが、台風や地震の時はこうやって逃げよう、ここに気を付けようといった会話を普段からしておくことは大切です。
備えあれば憂いなし!
地震と比較して台風は規模や進路をある程度予測できるので、事前の対策を立てやすい自然災害であるといえます。台風は、しっかり対策をしておけば被害を最小限に留めることも可能です。
これからの台風シーズンに備えて、家族みんなで準備を進めましょう。