たけのこの離乳食はいつからあげる?おすすめレシピまとめ

春の味覚のひとつ、たけのこは3月下旬頃から店頭に並び始めます。和食でよく使われるたけのこを赤ちゃんにも食べさせてあげたい。そう思っているママもいるはず。

旬の食材たけのこを赤ちゃんに食べさせる時の注意点下ごしらえ方法、おすすめの離乳食レシピをご紹介します。

たけのこはこんな食材

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竹の芽の部分を食用とします。一般的にたけのこと言えば中国原産の孟宗竹(もうそうちく)のこと。タンパク質やビタミンB1・B2、ミネラルが含まれていて、独特のうまみ成分はグルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸といった豊富なアミノ酸によるもの。

たけのこは鮮度が大切なので、切り口がみずみずしく、穂先が黄色く皮にツヤがあるものを選びましょう。

離乳食に使う時はここに注意

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たけのこはアクの強い食材です。成分が強いゆえに、食べると口元や喉がピリピリするようなアレルギー症状を起こすお子さんもいるようです。また、えぐみの元でもある「シュウ酸」も、同様。

離乳食はどの食材でもそうですが、初めて食べさせる時は「一種類をひと口づつ」が原則。

食べさせてみて大丈夫なようなら、たけのこを離乳食に取り入れてみましょう。食物繊維が多く歯ごたえのある食材なので、離乳食の後期や完了期が良いでしょう。

とにかくアクとえぐみがある食材ですので、米ぬかや米のとぎ汁を使ってしっかり下ゆですることが重要!下ごしらえが面倒という方は、処理済みの水煮パックを使うのもおすすめ。

たけのこを使った離乳食レシピ3選

しっかり取ったダシを使って、和食の美味しさを伝えてあげたいですね。大変な場合は、市販のベビー用顆粒和だしもありますよ。

1.鶏ひき肉入りたけのこご飯

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お米から炊き上げるのが本来の作り方ですが、離乳食用に柔らかくする為、炊きあがったご飯を使います。

【材料】

たけのこ、にんじん、鶏ひき肉、ごはん、だし汁、しょうゆ

【作り方】

1.たけのことにんじんを柔らかく煮て細かく刻みます

2.鶏ひき肉とごはん、だし汁、しょうゆを混ぜ、スチームケース等に入れレンジで加熱

3.取り出した2のご飯に、1のたけのことにんじんの刻みを混ぜてできあがり

2.赤ちゃん用筑前煮

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写真は大人用ですが、赤ちゃんにはだし汁を使ってごく薄味で煮るのがポイント!

【材料】

たけのこ、にんじん、大根、れんこん、鶏ささみ肉、こんぶ&かつお節のだし汁、しょうゆ、砂糖

【作り方】

1.こんぶとかつお節でだし汁をつくります

2.たけのこを始め、すべての材料を均一の大きさに角切りします

3.だし汁でコトコト煮込み、しょうゆと砂糖で薄口に味付け

3.たけのこと豆腐のトロトロスープ

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ふわっとトロトロで食べやすい。たけのこは穂先を使うとより柔らかく。

【材料】

たけのこ、絹ごし豆腐、だし汁、塩、片栗粉

【作り方】

1.こんぶとかつお節でだし汁をつくります

2.たけのこを柔らかく茹で、細かく切ります。穂先を使うとより柔らかに。

3.だし汁に2のたけのこと豆腐を入れ、塩で調味。

4.水溶き片栗粉でとろみをつけて完成

春を感じるたけのこ料理

たけのこを離乳食に使うなんて意外!というママもいるかもしれませんね。確かに、クセがある食材ですので無理して使う必要はないと思います。

ただ、味覚が敏感な離乳食の時期に、様々な味や食感を教えてあげることは、決してマイナスにはなりません。特に和食の美点である「旬」「だしの文化」を早いうちから、丁寧に伝えてあげるのは豊かな感性を育む上で大事にしたいところ。

赤ちゃんの様子を見ながら、春の味覚たけのこを味合わせてあげてくださいね。