【今日の読み物】浅草名物の人力車 乗ってみてわかる 浅草の魅力

はじめまして。イラストレターのひらたともみです。

宇都宮市在住ながら、たびたび訪れる、ザ・東京!

「駅から1分」を信じて歩けば、そもそも駅から出るのに10分かかる大都会、ザ・東京!ってなわけで、毎回スマホだけを頼って、上京しております。

東京にくるとほぼほぼ毎回外国人扱いされる

先日、娘(8歳)を連れ、都内に取材でやってきたのですが、時間が空いたため、花やしきに向かおうということに。

浅草駅を降りると、「歌舞伎町のスカウトかよ!」っていうくらいに、話題のイケメン人力車の細マッチョが、「人力車乗りませんかぁ〜?」と、料金表を持ってガンガンセールスしてくれます。

齢よんじゅう⚫️の私も、いまだかつて人力車に乗ったこともなく、今後乗る予定ももちろんない…。

ひとりで乗るのはいやだけど、娘と一緒ならぜひ乗りたい…!そう思いながら、ふと気が付くと「イケメン人力車」じゃないほうの、やや初老気味の人力車の方に声を掛けられました。

英語で!

外国人に間違われる。

「ごめんねぇ〜。あはは。」って言われたけど、いやいやお気遣いなく!って思った。だって、しょっちゅう間違われる。ファーストコンタクトで。特に東京で。外国人の多いザ・東京で。

渋谷駅で駅員さんに、「すいません〜。あの…」って言ったとたん、英語のボード突きつけられた。みどりの窓口に行ってくれ、みたいなことが書いてある。もう、ほんとやんなっちゃう。ネイティブ日本人。そんなわけで、東京に行くたびにたいてい外国人に間違われてっから、人力車の客引きに、初老で老眼だったとしても私は許すよ。全然OK牧場。

浅草の美しき風情をお姫様気分で!

大きなトランクを持っていたので、「これじゃあ、乗れないよね?」と、ちょっと残念そうにあえて「だから乗れない」のほうに話をふったつもりだったのですが、「おっしゃ!それはこっちに乗せっからね!」とあっさりクリア。

まるでタクシーみたいに「花やしきまででいいんだけど…」と伝えると、「おっしゃ!花やしきね!」とこれまたクリア。代金の3000円を支払い、初人力車に乗車することになったのです。

まず驚いたのは、車夫(しゃふ:人力車を引く人)さん、ものすごく足が速い…!かといって、ただ走っているわけでなく、きちんと浅草の町をガイドしながら走っているんです。

浅草寺、仲見世通り、おいしい甘味処や芸者さんの話。

所々で人力車を停め、スカイツリーや浅草演芸ホールをバックに車夫さんが写真をたくさん撮ってくれます。

時間にすると、15分程度の走行だったようですが、人力車の、ちょっと高いところから眺める浅草の景色は美しく、そして適度な速度ながら感じるスピード感が、私たち母娘の気分を高揚させてくれました!

のんびり歩く浅草も楽しいですが、私と娘とトランクと…ざっと計算しても100キロは超えるであろう車を引く車夫さんのガイドもユニークで、短い時間でも十分楽しめますよ。

ひらたともみ

2007年、30代でフリーのイラストレーターになる。
横に大きめ夫+息子2人+娘1人の5人家族。
20代、30代、40代で出産を経験し、自ら偉人を名乗っている。
趣味はハイボールを飲みながら読書or映画。俳優の窪田正孝をこよなく愛している。
No Smoking. 栃木県宇都宮市在住。