四季の変化がはっきりしていて豊かな自然の恵みを味わえる日本。旬の食材は栄養豊富で美味しいもの。しかも、お安い!積極的に料理に取り入れたいところですよね。
これから旬を迎える魚にかつおがあります。お刺身やお寿司で食べることが多く、大人向けの食材というイメージもありますが、赤ちゃんの離乳食にも使いたい。そんな場合は、いったいいつ頃から食べられるのでしょうか?
かつおってこんな魚
かつおは、春に太平洋側の九州南部から北上して、秋に宮城県沖からUターンして南下してくるという回遊魚です。
かつおと言えば、「土佐の一本釣り」で知られるように高知県が有名ですが、漁獲量では実は第6位。1位は静岡県だそうです。しかし、ソウダガツオという品種に関しては、高知県が堂々の1位!
そして、南は鹿児島県から北は宮城県まで回遊するというかつおなので、旬が1年に2度あるんです。かつお漁がピークを迎える4~5月を「初鰹」、三陸沖での漁獲量が増える8月~9月下旬が「戻りかつお」。というわけで、今は初鰹のシーズンと言えるんですね。
離乳食中期からOK!赤ちゃんにかつおが良い理由
体の基礎となる筋肉や血を作るには、たんぱく質が必要です。成長が著しい子どもは大人以上にたんぱく質を必要とします。更に、かつおには各種ビタミンや鉄分、EPA、DHAといった子どもの体と脳の成長を促す良質の栄養素がたっぷり含まれているんです。
そして、食べさせる時期としては、生後7カ月以降がよいでしょう。初期で、白身の魚や薄味での離乳食を開始して順調に進んでいるならば、そろそろ使う食材や調味料を増やしても良い頃です。
かつおを使った離乳食レシピ5選
1.かつおと大根の煮物
しょうゆは、ほんのりとごく薄味に。かつおと大根の素材の味を活かしましょう!
【材料】
かつお、大根、しょうゆ、だし汁
【レシピ】
1.大根は味を染み込ませやすいように下茹でします
2.生かつおを食べやすい大きさに切します
3.だし汁にしょうゆを入れ、大根とかつおをコトコト煮込んで。ほっくり煮えたら出来上がり
2.かつおとトマトのおかゆ
かつおを洋風にアレンジ!トマトの裏ごしが面倒ならば、ピューレで代用OKです。
【材料】
かつお、裏ごしトマト(トマトピューレ)、ごはん
【レシピ】
1.ごはんに水を加えて火にかけます
2.生かつおを食べやすい大きさに切ります
3.2のかつおをおかゆに入れて身をほぐしながら一緒に煮ます
4.トマトを加えてある程度火を通したら出来上がり
3.かつおと青菜のうどん
つるつるおうどんは、食べやすくて赤ちゃんは大好きですよね。
【材料】
かつお、うどん、青菜(ほうれん草や小松菜など)、だし汁
【レシピ】
1.うどんを柔らかく茹でて、食べやすいように短くカットしましょう
2.生かつおを食べやすい大きさに切り下茹でしておきましょう
3.だし汁に1のうどんと2のかつお、細かく切った青菜を入れて煮込みます
4.かつお入り豆腐ハンバーグ
離乳食後期におすすめ。ひじきや野菜も入れて栄養たっぷり!大人のおかずにもなっちゃう。
【材料】
かつお、豆腐、ひじき、ピーマン、片栗粉、サラダ油、塩
【レシピ】
1.豆腐を水切りしておく。ひじきは戻しておく。
2.生かつおとピーマンを食べやすい大きさに切ります
3.1と2の材料を、フードプロセッサーやバーミックスでかくはんします
4.塩と片栗粉を加え、ほどよい固さになったら油をひいたフライパンで焼きます
5.かつおステーキ
離乳食完了期におすすめ。これを食べたらお魚大好きっこ!?
【材料】
かつお、マヨネーズ、味噌、サラダ油
【レシピ】
1.お刺身用のかつおの表面に味噌とマヨネーズを薄く塗ります
2.油をひいたフライパンでよく焼き、火を通します
かつおを食べて元気いっぱい~!
白身魚からスタートし、かつおやまぐろといった赤身魚のステップを踏んで、次はいわしやサバの青魚へジャンプアップです。
魚が苦手な人は、大人でも案外多いもの。赤ちゃんの頃にお魚をしっかり食べさせて、好き嫌いのない食事ができるようにしたいですよね。
赤ちゃんの味覚はとても敏感。この時期に色々な食材と味に親しむことは、食育という観点でもとても大事です!
東京在住。やんちゃ盛りの5歳の男の子と、「魔の」2歳女の子、2人を子育てしながら、家事に育児に仕事に奮闘するワーキングマザーです。
WEB媒体のコンテンツを中心としたライター業で精進中!