花火と言えば夏祭りのイメージですが、実は、冬の花火を楽しめるイベントが増えています。その1つとして知られるのが、富士五湖の1つ河口湖。絶景のスポットで見る冬の花火はまた格別。寒さを忘れてしまうほどの感動が待っています!
「河口湖冬花火」とは?
1月16日~2月21日の土曜・日曜と、2月23日(ふじさんの日)の計13回行なわれる冬の打ち上げ花火大会。
会場はメインの「大池公園」のほか、大池公園の花火の競演が楽しめる「畳岩」、ゆっくりと花火が楽しめる「八木崎公園」の3か所。打ち上げ時間は午後8時から午後8時20分。子どもたちもギリギリ目を覚ましていられる時間で、長すぎず短すぎずのちょうど良い長さです。毎回プログラムの一部が異なる演出なので、何度見ても新しい発見をすることができます。
そして何よりも見逃せないのが雪をいただいた富士山を背景に打ち上げられる点。この景色を見るためにカメラを抱えて遠方からやってくる人も少なくありません。
3か所の会場、どこで見る?
大池公園
河口湖の南岸に広がる公園で、ポプラの木がたくさん植わっていることで知られます。公園の周囲には河口湖ハーブ館、河口湖北原ミュージアム、山梨宝石博物館などがあり、水辺の散策も楽しめます。
駐車場は無料。花火大会の駐車場として利用する人が多いですが、人気があるため早い時間帯で満車になってしまいます。ご注意を。
【アクセス】河口湖駅よりレトロバス河口湖線、西湖・青木ヶ原線に乗り、「河口湖ハーブ館」下車
【駐車場】あり
畳岩
約一千年前の富士山噴火の際に流れ出た溶岩が、河口湖で冷え固まったと言われる場所。長さ約100m、幅は最大で約50m。
足場が悪く、駐車場もないため、子連れで行くには不向き。「富士山は火山だ」ということを実感できる場所なので、昼間にたずねてみたいですね。
【アクセス】河口湖駅よりレトロバス河口湖線に乗り「船津浜温泉街」下車。
【駐車場】なし
八木崎公園
ハーブが咲き誇る公園として知られ、初夏にはハーブフェスティバルも行われます。水辺の生き物と触れ合うことができ、県内有数の野鳥の宝庫。寒い時期は水遊び…というわけにはいきませんが、子どもたちの興味を引く生きものに出合えるかもしれません。
【アクセス】河口湖駅よりレトロバス西湖・青木ヶ原線に乗り「八木崎公園」下車
【駐車場】あり
こんなプランで楽しんだり♡
地上で見る花火もいいけど、ちょっと趣向を変えてこんな花火観覧はいかがでしょう?
カチカチ山ロープウェイから見る夜景と冬花火
空に近いロープウェーから、夜景を見下ろすと同時に花火を見ることができます。各日先着50名に「富士山ポストカードプレゼント」「あったかカイロ」をプレゼント。
【日時】1月17日(土)、24日(土)、2月7日(土)、14日(土)、21日(土)16:40〜20:20(花火終了後、下り最終)
【料金】中学生以上 720 円・小学生 360 円
【問合せ】0555-72-0363(カチカチ山ロープウェイ)
河口湖遊覧船アンソレイユ号・冬花火観覧クルーズ
湖上から花火を見上げる!冬花火の日に合わせて運航されます。
【日時】1月17日(土)~2月22日(日)期間中の土・日曜日 及び2月23日(月・富士山の日)
【料金】大人1000円 小人500円
【問合せ】0555-72-0029(富士五湖汽船)
会場近くではイベントたくさん
期間中には冬花火の他にも様々なイベントが開催されます。
光のナイアガラ&ウエイブ
12月1日(月)〜1月31日(土)の午後5時~午後8時の間に見ることができる見事なイルミネーション!会場は「冬花火」の会場にもなっている大石公園なので、イルミネーションからそのまま花火へと続けて見ることも可能です。富士山と河口湖を正面に、幻想的な世界にいざなう光の滝と波…。圧倒される美しさですよ。
【問合せ】0555-76-8230(河口湖自然生活館)
西湖樹氷まつり
1月30日~2月7日の期間中、毎日行なわれる氷の祭典「樹氷まつり」。高さが約10メートルにもなる樹氷は、富士山を背景に迫力満点。日が落ちると氷のオブジェはライトアップされ、昼間と違う雰囲気を楽しめます。会場は、西湖野鳥の森公園。
子どもと一緒なら、樹海ギャラリー併設のレストラン「カナディ」でゆっくりと樹氷鑑賞をするのもおすすめ。ここには暖かい暖炉ストーブがあるので、子どもたちの風邪の心配もいりません。山梨名物のほうとうなどを味うことができるので、散策の休憩ポイントにぜひ加えたいですね。
【住所】南都留郡富士河口湖町西湖2068
【アクセス】富士急行線河口湖駅からバス30分。河口湖駅からレトロバス西湖・青木ヶ原線に乗り「西湖野鳥の森公園」下車。
【問合せ】0555-72-3168(富士河口湖町観光課・観光連盟)、0555-82-2160(西湖野鳥の森)
子どもと一緒のプランを練ろう
回を重ねるにつれ知名度が上がり訪れる人も増えている「冬花火」。子どもたちのペースに合わせて楽しく過ごせるプランを組んだら、防寒対策をしっかりしてでかけてくださいね♡