2019年関東の子どもと行ける節分・豆まきイベント10選

豆まきは、立春を正月としていた時代の大晦日の行事で、新年を迎えるための邪気を祓う追儺式の行事がもとになっているといわれています。

子どもには、このような日本古来の文化や季節の行事もしっかり伝えていきたいですね。

おうちで家族で行う豆まきももちろん楽しいですが、今年は家族みんなで、由緒ある神社の豆まきイベントに参加してみるのはいかがでしょう。

その迫力や神社の荘厳な雰囲気もまた子ども達には新鮮な驚きとなりそうです。

1.節分祭豆まき式

江戸東京に鎮座して1300年近くの歴史を持つ神田明神。

江戸消防記念会の鳶頭による木遣りの声も高らかに、赤鬼・青鬼をはじめ、だいこく様・えびす様、雅楽を奏でる楽人、古式装束の神職に続き、氏子総代、特別崇敬者等年男代表の行列で豆まき式が始まります。

年男は例年350名前後で一般からも募集しています。

豆まき式では著名人、芸能人が鳳凰殿の2階から豆をまき、毎年大勢の参拝客で賑わいます。

【日時】2019年2月3日14時~

【会場】神田神社 東京都千代田区外神田2-16-2

【問合せ先】03-3254-0753

【アクセス】JR・地下鉄丸ノ内線「御茶ノ水」駅より徒歩5分

2.節分追儺式

芝公園にある増上寺の節分追儺式は、重要文化財の三解脱門を背景に境内を行列する「お練り」から始まります。

古式豊かに裃をつけた年男・年女を先頭に、手作りの色鮮やかな裃を身につけた園児たちや愛犬クラブの犬たちが参加し、境内に色を添えています。

舞台上では餅つきや、増上寺のお坊さんと鬼の「鬼問答」が行われるほか、角界の関取や親方、スポーツ選手や芸能人による豆まきが行われ人気を集めています。

【日時】2019年2月3日12時~

【会場】浄土宗大本山増上寺 東京都港区芝公園4-7-35

【問合せ先】03-3432-1431

【アクセス】都営地下鉄三田線「御成門」駅より 徒歩3分

3.うけらの神事

上野公園にある五條天神社にて毎年節分に行われる、一年の無病息災を祈願するうけらの神事。

医薬祖神(いやくそじん)を祀る由緒より、節分に行う追儺(ついな)の神事です。

「節分祭」「蟇目式」(ひきめしき)「病鬼との問答」「うけら焚き」「豆まき」が行われます。

祭事の後には「追儺の御札・神矢」の他、1年間を無病健康に過ごせる「うけら餅」や「鬼討ち豆・福杓文字・追儺の絵馬」が受けられます。

【日時】2019年2月3日15時~

【会場】五條天神社 東京都台東区上野公園4-17

【問合せ先】03-3821-4306

【アクセス】上野駅 公園口下車から徒歩3分

4.節分会

節分といえば、今では各地の神社仏閣でも行われている豆まきですが、この行事を一般庶民向けに執り行うようになったのは実は「浅草寺」が最初。

他と異なり「鬼は外」ではなく「千秋万歳福は内(せんしゅうばんぜいふくはうち)」と発声するのは、観音さまの前には鬼がいないということからだそうです。

16時頃から行われる浅草文化芸能人節分会では浅草ゆかりの文化芸能人が豆をまき、境内はより一層の賑わいをみせます。

【日時】2019年2月3日11:30~・13:30~

【会場】浅草寺 東京都台東区浅草2-3-1

【問合せ先】 03-3842-0181

【アクセス】浅草駅より徒歩5分

5.しもきた天狗まつり

2月2日に行われる「天下一天狗道中」では、大天狗・烏天狗を中心に山伏・福男・福女が御利益ある福豆をまきながら商店街を練り歩きます。

最後尾には、高さ3メートル、幅2メートルの大きな天狗のお面をのせた天狗面車を従えています。

「福が充満することで鬼はおのずと退散するであろう」という考えから「鬼は外」とは決して唱えず「福は内」を3回唱えるのが特徴。

豆まきだけではなく、天狗に因んだグッズの販売やイベントも行われます。

【日時】2019年2月1日~2019年2月3日

【会場】下北沢一番街商店街 東京都世田谷区北沢2-37-17

【問合せ先】03-3468-2933

【アクセス】小田急・京王井の頭線「下北沢」駅北口

6.節分祭

大國魂神社の節分祭では、毎年、様々なゲストを招いて豆まき式が盛大に行われます。

ゲストを招いての豆まき式は午後から開催され、力士や芸能人、スポーツ選手、府中市のマスコットキャラクターや人気キャラクターなどが登場して「福は内」の掛け声とともに豆をまき、福を届けてくれる人気の行事となっています。

厄除特別祈願祭の豆まき式が午前11時ごろから、豆まき式は午後からも3回ほど執り行われます。

【日時】2019年2月3日11:00・14:00・16:00・18:00

【会場】大國魂神社 東京都府中市宮町3-1

【問合せ先】042-362-2130

【アクセス】京王線「府中」駅、JR「府中本町」駅より徒歩5分

7.節分(だるま供養)

天長3年に創建された名刹で、昭和29年から渡り続く“だるま供養”。

1年間家内安全や商売繁盛のために飾っていただるまを、新しいだるまに買いかえて古い方を収め、この日に燃やして供養する伝統行事です。

奉納されただるまが積まれた光明殿の庭に、ほら貝を吹く山伏と僧侶が入場して、読経のなか数万個のだるまに火を付けて供養する厳かな様子がみものとなっています。

【日時】2019年2月3日

【会場】西新井大師 東京都足立区西新井1-15-1

【問合せ先】03-3890-2345

【アクセス】東武大師線大師前駅下車  徒歩5分

8.成田山節分会

成田山の節分会では、「鬼は外」とは言わずに「福は内!福は内!」と唱えます。

これは不動明王の慈悲が大きいので、邪悪な鬼も屈服し改心してしまうからといわれています。

大相撲力士の方々、大河ドラマ「いだてん」出演者をはじめ、多くの著名人が特別年男として豆まきに参加します。

【日時】2019年2月3日

【会場】大本山成田山新勝寺 千葉県成田市成田1

【問合せ先】0476-22-2111

【アクセス】京成電鉄 京成成田駅またはJR線 成田駅より徒歩10分

9.川崎大師節分会豆まき式

由緒ある「節分会・豆まき式」では、貫首大導師のもとに、除災招福、開運満足が祈願され、境内特設舞台において年男・年女によって追儺(ついな)の豆まき式が行われます。

貫首の「福は内!」の第一声につづいて、福豆がいっせいにまかれます。

厳かにも盛大に執り行なわれる川崎で人気の一大行事となっています。

【日時】2019年2月3日

【会場】川崎大師 神奈川県川崎市川崎区大師町4-48

【問合せ先】044-266-3420

【アクセス】川崎大師駅下車、徒歩8分

10.節分祭

本殿の前にある舞殿から、お菓子・福豆・ミカンなどがまかれるので子どもにも人気の武蔵一宮氷川神社の節分祭。

氷川神社は大いなる宮居として大宮の地名の由来にもなった日本でも指折りの古社として知られています。

節分祭までの間、福豆(300円)を神社にて授与しています。

また、節分祭当日は福豆を受けると景品の当たる福引も受けられます。

【日時】2019年2月3日12時半、14時、15時

【会場】武蔵一宮氷川神社 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407

【問合せ先】048-641-0137

【アクセス】JR大宮駅東口から徒歩約15分

豆まきイベントに参加する際の注意ポイント

節分の豆まき式は、とても人気のあるイベントとなっています。

このため当日は多くの人で賑わいます。

子ども連れでの参加の場合一番の心配は、やはり、迷子。

小さな子どもの場合は、状況に応じて抱っこやおんぶなどをしてあげる工夫も必要です。

また、できるだけ手を離さず、一緒に豆を取ってあげるといいでしょう。

もう少し大きなお子さんの場合には、あらかじめ、はぐれてしまった場合の約束事を決めておくのがお薦めです。

ぜひ、楽しく豆まきイベントを満喫してください。