小さい子って水遊びが好きですよね。我が家の子どもたちも、夏冬問わず一年中「プールに連れて行って!」と騒いでいます。
現在は、年間を通して泳げるレジャープールもあり、季節を問わずおでかけにプールを選ぶファミリーも増えているようです。
そこで子どもに泳ぎ方を教えてほしいとねだられる、なんて場面もあるかもしれません。
ちなみにパパママが子どもの頃、クロールは、大きく手をかいて、バタ足をたくさんして…そんな風に習いませんでしたか?
ところが、今、この常識が覆ろうとしています。
実は、バタ足はそれほど重要ではなかったというんです!
バタ足のやりすぎは水の抵抗が増える?
これまでクロールといえば、バタ足をすればするほど速く泳ぐことができると考えられていました。
ところが、筑波大と東京工業大の研究チームによると、クロールの際、ある一定以上の速度で泳ぐ場合は、バタ足のやりすぎはむしろ水の抵抗が増えてしまうという結果が出たというんです。
しかし、実験ではじき出されたような速度で小さな子どもが泳ぐことは難しいでしょうから、やはり小さなうちに、水の抵抗を受けづらいスムースなバタ足を習得しておいたほうが良さそうです。
正しいバタ足のやり方
それでは、バタ足の正しいやり方ってどのようなものなのでしょうか?知っているようで知らないですよね。
よく言われるのが「膝を曲げず太ももから動かす」ということですが、これ実はプールサイドに腰掛けた状態で練習することができるんです。
次にバタ足の練習です。足の甲で水を蹴る感覚を身につけます。
プールサイドに腰を下ろし、水面に足をつけます。両手は後ろについて身体を伸ばして行いましょう。足は軽く内股に、親指同士をこするよう動かします。
補助者はプールに入り、持ち手の親指が上に来るようにお子さまの足首をやさしくつかみ、バタ足をサポートします。お子さまが足を下ろすときは親指で軽く押し込み、上げるときは親指以外の4本で持ち上げるように、しなる感じを意識します。蹴り幅はお子さんの足のサイズを目安にして、大きく蹴り過ぎないようにしましょう。
プールサイドでコツをつかんだら、ビート板を持たせて同じ動きをやってみてください。
繰り返すことで徐々に慣れてくるはずです。
バタ足の効果と、子どもに教える際、注意することをお伝えしましたが、いかがでしたか?
レジャープールに行った際は、ぜひ教えてあげてくださいね。パパってすごい、と尊敬されること間違いなしですよ!