明治40年代に地元の素封家辻村家によって創立された辻村農園の梅園が前身です。当時は西洋草花を主に扱う先進的な農園で、諸外国から樹木の種子を取り寄せて庭園や公園樹としての試作を行っており、今でも園内には希少な外国産樹木のエリアが現存します。公園面積約4、7haの大半は、約560本もの梅園で、早春には樹齢100年を超える老樹が、枝いっぱいに花を咲かせます。ピクニック広場があるので、子ども連れでピクニックを楽しむこともできます。
「箱根 九頭龍の森」は、一年中様々な草花や樹木が見られる、緑豊かな自然公園。マメザクラ、ヤマボウシ、花のホトトギスなど、四季が変わるごとに変化する自然が堪能できる。総延長3.5km・幅員2mの遊歩道は、雨の日も、運動靴でなくても、気軽に散策できるように、自然を生かした舗装が施されている。遊具や施設はないが、芝生の広場は面積2万平方メートル。お弁当を広げたり、ゆっくりと語りあうのにぴったりな場所だ。