旭岳を主とした大雪山、その拠点とも言える旭岳ビジターセンター。登山家はもちろん、軽い散策やクロスカントリーに出かける方たちの憩いの場として親しまれており、高山植物が開花する頃や紅葉の時期は特に大勢の方で賑わっています。休憩所でありながら、旭岳周辺の山々の情報発信所の役割も果たしており、現地の最新情報はもちろん、野生動物についての説明など展示物が充実しており、観ているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。ヒグマやエゾシカといった動物のはく製が迫力満点。大人はもちろん、子どもも夢中になって楽しめるのではないでしょうか。
「雪の美術館」は雪をテーマにした、美しいファンタジックな美術館。雪をイメージしてつくられた、幻想的な建物内部に入ると、地下18メートルの世界へと続く62段の螺旋階段が姿を見せる。数多くの雪の美しい結晶写真や、幻想的で演奏会や結婚式などが開かれる音楽堂、氷の回廊などがあり、冷たく美しい雪の魅力に誰もが夢中になってしまいそう。また「日本で最も美しい雪が降る」大雪山系を一望できるロケーションも素晴らしい。
「旭川市博物館」は、民俗・郷土・文化・歴史などの展示と、ハイビジョンによる大雪の自然を映像で楽しめる博物館。人体模型を使ったジオラマで、竪穴式住居に暮らしたアイヌ人の生活を再現し、狩猟・採集だけでなく、交易や農耕も行っていたという、アイヌの歴史をわかりやすく解説している。また、旭川市周辺の自然と人文などの資料を公開。明治期の開拓屯田兵の住居の復元移築も見ごたえあり。11月3日の文化の日は無料になる。