奈良県立民族博物館は郷土の風俗慣習及びこれに伴う生活用具などで生活の推移の理解に欠くことのできない資料の保存と活用を図り県民文化の向上に資するために、昭和四九年に開館されました。奈良(大和)に暮らす人々が、その風土の中で育み、改良工夫を重ねながら維持してきた生活用具など民具の数々を収集し、これらを保存、展示公開する博物館です。常設展や、企画展なども開催されているのでそういった展示物も見て回ることができます。
奈良県立万葉文化館は飛鳥寺近くにある、日本の文化財に関する調査や研究をしたり、万葉に関する文化の情報収集もできる展示施設。1階には日本画展示室、企画展示室。地下には古代の市空間が再現された歌の広場、万華鏡トンネルや特別展示室があります。万葉おもしろ体験コーナーでは人形とインタビュー対話ができ、子どもでも理解しやすい工夫もされていますので、覗いてみるといいですよ。万葉劇場では、人形、映像、アニメーションでわかりやすく紹介しています。館内には室生天然酵母パン」のパンカフェもあるので、休憩もバッチリです。
弥生時代の遺跡として知られる唐古・鍵遺跡。そこで出土した遺物を保存、展示している施設です。館内はいくつかの展示室に分かれており、時代の移り変わりやテーマに合わせた展示が行われています。また、小中学生にもわかりやすいよう展示の仕方や分かりやすい言葉で説明しているパネルが置かれた部屋も用意されており、子どもでも楽しみながら考古学に触れることができます。子どもの夏休みの自由研究の題材としても最適なので、家族でのお出かけに足を運ばれてはいかがでしょうか。
最寄駅から徒歩約5分の場所にある、考古学研究所付属博物館です。小中学生のための、楽しみながら考古学について学べる面白ブックが用意されていて、公式ホームページから無料でダウンロードすることができます。常設展、特別展などが開催されています。毎週月曜日は休館日で、午前9時から午後5時まで開館しています。小中学生の観覧料は200円、高校生と大学生は300円、大人は400円です。昔の日本についてよく知ることができる、この博物館へ、家族で行ってみてはいかがでしょうか?
奈良市の博物館。仏教美術を中心とした文化財の収集、保管、研究を目的に、展示をおこなうとともに、講演会や出版活動を通して普及活動も行っています。施設は本館、付属棟、東新館、西新館、地下回廊にわかれており、水庭にそって地下回廊アプローチがめぐらされていて、ライトアップイベントの際はロマンチックな光景が広がります。特別展などの際はとても混雑しますが、普段はゆったりとした時間が流れる博物館です。