飫肥本町商人通りにある、飫肥商人の暮らしが分かる資料館です。江戸時代に建てられたものを改修した、白漆壁が目を引く土蔵作りの建物。中に入ると当時の商家の様子が人形を使って再現されています。商人達が使用していたはかりや天秤などたくさんの道具も展示されており、今は見ることの少ない道具たちを見ながら、親子で会話も弾みます。座敷や二階にも上がれ、昔の家の生活が体感できますよ。バス停からも近く、いろいろなお店が並んでいる通りにあるので、立ち寄ってみてはいかがですか。
お城との調和が美しい石垣と白壁建築の歴史資料館。昭和53年開館。藤原氏南家の子孫で、800年続いた由緒ある伊東家の歴史的資料を展示。昭和57年に伊東家から市へ寄贈。飫肥は天正16年に祐兵が初代藩主となってから、明治4年の廃藩まで伊東家が治めました。長い歴史に支えられ飫肥藩伊東家や家臣達に伝えられてきた甲冑や、刀剣等の合戦時代のものを中心に、飫肥藩ゆかりの品々を220点を展示してあります。
飫肥城下で最も格式のある武家屋敷。明治2年、藩主の伊東祐帰が知藩事となり、城内から移り住みました。入り口には風格ある薬医門があり、手入れの行き届いた広い敷地には、主屋をはじめ御数寄屋・雑舎・蔵屋敷が建っています。南一面は、趣き深い枯山水式庭園となっており、和の趣き深い空間に庭石や石灯籠、庭木などが美しく配されています。飫肥城有料施設7ヵ所すべてに入館できる共通券が大人610円・高大460円・小中360円。