常磐炭田遺産は、福島県富岡町から茨城県日立市北部まで石炭が採掘された地域をさします。昭和20年代、石炭を発掘するために130もの炭鉱会社がありましたが、昭和30年代以降には相次いで閉山。それらの石炭産業の遺産を残し、観光の拠点として活かしながら、いわきの歴史と文化と共に後世に伝えています。経済産業省の「近代化産業遺産」にも登録されており、その歴史の重みと歩みは、子供のみならず、大人の好奇心をも掻き立ててくれることでしょう。ぜひ家族で訪れてみてはいかがでしょうか。
詩人草野心平の故郷であるいわき市に立つ記念館。草野氏の思春期を過ごした阿武隈山地の風景を一望する場所にあり、作風のできた背景の一部を垣間見ることができます。常設展では草野氏の生涯、作品、居酒屋火の車、草野氏が集めた名もない石ころたちが展示されています。作品をより深く理解できるモチーフについての紹介も行われています。また、無料で参加できる朗読会も開催されているので、そちらに参加されるのもおすすめ。夏休みの自由研究や読書感想文の題材にも最適です。親子で訪れてみてはいかがでしょうか。