江戸時代に築城された松前城の城下町にあたる場所。多数の寺院が集中して建っている地域を寺町と呼ぶ。江戸時代には15もの寺院が建ち並んでいましたが、現在は5つの寺院のみ現存しています。現在は5つの寺院を囲む様に公園として整備され、桜の名所としても知られています。春には「松前さくらまつり」が開かれ、武者軍団パレード・山車巡行などのイベントが行われます。鎧を着た武士の姿を子どもと一緒にご覧になってみてはいかがでしょうか。
国の重要文化財に指定されている建造物。江戸時代から廻船問屋を営んでいた近江の商人が建てたものです。土台は越前石を積み上げ、総ヒノキ切妻造り。内装は、帳場・茶の間・仏間・蔵と続き、建設当時と変わらぬ風情ある造りになっています。歴史を感じる事ができる場所です。当時の問屋建築の代表的な造りを、子どもと一緒に見学してはいかがでしょうか。
函館の豪商であった相馬家がそのままの形で残っています。八幡坂と大三坂の間にあり、眼下に函館の町並みを見渡すことができ、函館港を広く望める上に、イギリス大使館を見下ろす位置にあります。屋敷の玄関は和洋折衷になっていて変わった作りです。中はガイドさんが案内してくれるのでわかりやすいですが、ゆっくりとマイペースには見ることはできないです。駅からは少し距離がありますが、バスがでているので、バスの利用が便利です。
1874年創建の英国聖公会の教会。 英国プロテスタント聖公会の教会として道内の先駆けとなりました。函館山山頂やロープウェイから、四面の白壁に十字架があって真上から見ると十字(クロス)になっている茶色屋根の美しさが見られます。子どもたちも上空からこの景色に溶け込んでいる教会を探す楽しみが味わえます。夜にはライトアップされ、また違った趣があります。パイプオルガンやステンドグラスがある内部は5月1日~11月3日まで見学可能。日曜礼拝、コンサートが行われています。
北海道指定有形民俗文化財とされている家屋。横山家の初代は200年前にまでさかのぼり、船問屋を営んでいました。現在の家屋は約160年前に建てられたもので、当時の生活道具など貴重な資料が陳列されています。また、こちらでは現在も8代目が実際に居住されていることもあり、当時の面影を今に残すにいたったと言えます。4月下旬から11月下旬は無休であり、見学することができます。そのほかの期間は予約が必要なので問い合わせることをお勧めします。はるかな時を経て、なお続く商家の姿を見に行かれてはいかがでしょうか。