坂東33霊場の第19番礼所にあたる、大谷観音を本尊とする寺院です。10体の本尊のうち、千手観音は平安時代に弘法大師により作られたとされています。堂内の岩壁面に彫られた厚肉彫りの磨崖仏は、国の重要文化財・特別史跡の二重指定を受けた非常に貴重な存在です。
日光山輪王寺はお堂や塔、15の支院全体の総称。「日光の社寺」として世界遺産に登録されています。境内地は大きく分けて、山内といろは坂を登った奥日光2ヶ所。見どころは国宝の「大猷院」や、重要文化財の「三仏堂」、国指定天然記念物の「金剛桜」、10年間だけの新名所「天空回廊」など多くあります。また、紅葉の名所として知られる「逍遥園」は、1200年の歴史を持つ輪王寺門跡の庭園として江戸時代初期に作庭されたもので、四季折々の景色が楽しめます。日光に来たら絶対訪れたい観光スポットです。