世界の美術品が展示される子どもと一緒に楽しめる美術館。館内は3つに分かれ、THINKゾーンでは、アルタミラの洞窟壁画や約5000冊の本がある図書室で、人類の歴史と美術について学ぶことができます。SEEゾーンでは、世界の有名な美術家の作品を見ることができ、一番人気のDOゾーンでは、動物や乗り物の工作教室や万華鏡作りなどを体験することができます。屋外には思い切り体を動かせる遊具もあるので、一日飽きずに遊べます。
「日本の夕日百選」にも指定される宍道湖の畔、山陰最大規模の美術館。 常設展示として絵画、彫刻、工芸、写真等、各分野の優れた作品を収集。特に「水」を画題とする絵画などが数多く展示されることでも定評です。また「夕日の見える美術館」としても有名で、ロビーの西側をすべてガラス張りにし、夕日観賞のために一般開放。美術館の湖畔側にはたくさんのオブジェが展示され、写真撮影には絶好のロケーション。子どもも大人も撮影して楽しんでいる姿が印象的です。
漆喰の白壁と赤色の石見瓦を葺いた、酒蔵を思わせる和風建築の美術館。津和野町出身の画家・安野光雅の多彩な作品を常設展示している本館と、プラネタリウム・昔の教室・アトリエのある別館で構成されています。ロビー壁面のデザインは摩訶不思議な「魔方陣」のタイルで装飾。心落ち着く空間で。50席あるプラネタリウムでは、壮大な宇宙空間や津和野の夜空、四季折々の星座を楽しむことができます。絵本を閲覧できる図書館もあります。
美術館でありながら、海外からも高い評価を得るようなレベルの高い庭園を有する足立美術館。アメリカの日本庭園専門誌で何年も1位を獲得し続けているという庭園は、なんと5000坪という広大さ。枯山水庭、白砂青松庭、苔庭、池庭など、各々の庭園で四季折々の表情を見ることができます。もちろん展示物として、横山大観、竹内栖鳳といった近代日本画壇の巨匠たちの名画や、河井寛次郎や北大路魯山人といった陶芸家の作品が展示されており、日本の美を存分に味わうことができます。同じ敷地の中、色々な形の日本の芸術に触れられるので、子どもさんにも良い刺激になるのではないでしょうか。
国内で唯一のキルトの美術館。田園風景に囲まれた中に建てられた、築200年の出雲様式の屋敷を展示場としています。古布を使った「和のキルト」で、世界的に高い評価を受けている日本人作家、八幡垣睦子さんのプロデュース。屋敷の各部屋をキャンパスに、常に約15点の季節に合わせた作品が展示されています。各所に椅子が設置されていて、ゆっくり作品の世界観に浸ることが可能。カフェスペースや茶席、ショップも併設されています。
津和野の歴史ある藩筆頭庄屋・弥重家の庄屋屋敷を修復した和風建築の美術館。木のぬくもりが心地よい館内には、地元出身の独立美術協会の重鎮・中尾彰の詩情あふれる作品や吉浦摩耶夫妻の心なごむ美しい作品を数多く展示。闘牛の緊迫感と荒々しさを見事に表現した版画 「闘牛技」は、スペインの国民的画家ゴヤの貴重な作品。2階の雨戸のふし穴から差し込む光で、庭園が逆さに障子に写る針穴写真は、晴れるほどに幻想的な景色となります。
アンティークレース、板橋純世の絵画が展示されている美術館。15世紀~19世紀のアンティークレースは、装飾品やドレス、小物など多彩で、ヨーロッパの貴族文化の華やかさを物語ります。板橋純世の絵画は、パリやニューヨークで高い評価を受けており、繊細な絵がアンティークレースとともに展示され、不思議な空間を生み出しています。オムツ交換台があるので、小さな子供連れでも安心して観覧できます。
日本画家石本正の作品を展示している美術館。若いころから晩年までの作品を順に鷹揚な形で展示されており、その筆致や作風の変化をありありと鑑賞することができます。通路が広くとられており、ベビーカーでの移動も楽に行うことが可能。企画展も開催されるので、見たい作品がある場合はホームページでご確認を。ミュージアムショップもあり、お土産や画集を手に入れることができます。また、カフェもあるので、じっくりと作品の世界に浸るため足を運ばれてはいかがでしょうか。
水をテーマに現代美術と科学を融合した作品が展示されています。中央の池には手作りの噴水が置かれ、春、夏に公開されています。絶滅危惧種に指定されているモリアオガエルの姿を見られる貴重な場所でもあります。庭園には三種の水琴窟がおかれ、音の違いを楽しむことができます。館内には体の水分量を計ることができる機械や渦柱を作る器具が置かれており、小さな子どもも楽しみながら水と親しむことが可能。家族でのお出かけに、足を運ばれてはいかがでしょうか。
美術館自体は静かですが、美術館を出ると裏手には芝生と宍道湖が広がっており、子供が走り回って遊べますし、夕日が沈む頃はとても幻想的な風景で大人も楽しめます。