島根半島のほぼ中心部に位置し、標高200mの一畑山上にあるお薬師様です。ここは「目のお薬師さま」「子どもの無事成長の仏さま」などとして古くから全国的に篤く信仰されています。子どもの成長を願う「二才児まいり、四才児お礼まいり」や「十三まいり」などの行事もあります。毎年小学生向けに催されているの「夏休み子ども体験道場」ではお寺に宿泊する貴重な体験でき人気です。ゲゲゲの鬼太郎の作者である水木しげる氏によって目玉おやじ像などが寄贈されています。
斐川インターから約20分の場所にある勝定寺庭園は、1560坪の境内に咲き誇る数百株のつつじの美しさが有名なスポット。開創は安土桃山時代の初期天正5年と歴史があります。本堂横から入る庭園には枯山水や心字の池があり、背景には竹林や杉が広がっていて清閑。全体を歩いて回れる回遊式で散策を楽しむのにぴったり。春はヤマザクラやシャクナゲ・ツツジ、夏はスイレンとサルスベリ、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の景色を楽しめるのが魅力。
津和野駅から徒歩15分の場所にある永明寺は、津和野出身の文豪・森鴎外の墓が佇む歴代の津和野城主の菩提寺。全国的にも珍しい、巨大な総茅ぶき屋根の本堂は圧巻。また、奥にある庭園では、四季折々の景色を楽しめるので散策におすすめ。紅葉の時期はとくに美しいですよ。「森林太郎」と彫られた森鴎外の墓や、森鴎外の遺書や県の文化財の複製も展示してある寺宝館もぜひ見学してみてくださいね。毎月8日は朝5時から坐禅会を開催。
清水寺は千年杉がうっそうと茂る霊域の中にあり、1400年の法灯を伝える厄ばらいのお寺。境内には根本堂や木造十一面観音立像など4つの国重要文化財や、山陰唯一の三重塔や梵鐘など8つの島根県指定文化財など見どころが多くあります。春には桜、秋には紅葉、冬には雪景色と、季節ごとに変わる景色も魅力。座禅体験や写経体験も気軽にできるので、旅の思い出にもおすすめ。また、境内にある宿「紅葉館」では、精進料理や宿泊も利用できますよ。
島根県出雲市にある弁慶が修行したという伝説も伝えられている寺院。島根県出雲地方で最も遅い11月下旬から12月上旬が見ごろの紅葉の名所として有名で紅葉まつりが開催されます。参道は急傾斜で狭く、駐車場から本殿までも距離がありますので、子どもやお年寄りは足元に注意が必要です。寺の左手上にある山を登ると、崖にお堂が建っていて、滝がまるで天から降っているように見える秘境の絶景が見られます。
羅漢寺(らかんじ)の五百羅漢(ごひゃくらかん)は、大森の観世音寺住職 月海浄印という方が、銀山で働いていて亡くなられた方の供養や、労働者の安全のために発願され、多くの方の寄進によって、二十五年かかって明和三年(1766)3月に完成しました。また、羅漢寺はこの五百羅漢を護(まも)るために建立されたそうです。古木の風景に気持ちが和みます。子ども連れのファミリーも多いですよ。
長い参道や階段があり、歩けるお子さんは楽しんで散策できます。観光客でごった返す場所と違って、自然に囲まれた静かな雰囲気の中、ゆったりとした時間を過ごすことができ、親子共々リフレッシュできます。四季折々の移り変わりがあり、秋の紅葉や冬の雪景色も風情があります。小さなお子さんには抱っこ紐が必須です。