世界の美術品が展示される子どもと一緒に楽しめる美術館。館内は3つに分かれ、THINKゾーンでは、アルタミラの洞窟壁画や約5000冊の本がある図書室で、人類の歴史と美術について学ぶことができます。SEEゾーンでは、世界の有名な美術家の作品を見ることができ、一番人気のDOゾーンでは、動物や乗り物の工作教室や万華鏡作りなどを体験することができます。屋外には思い切り体を動かせる遊具もあるので、一日飽きずに遊べます。
鞆館は、世界遺産センターのサテライト施設として、広大な石見銀山遺跡の一部て?ある鞆ケ浦の港湾や銀山街道を解説案内するために整備したものです。鞆ケ浦の集落の成り立ちや、特徴、生業の解説を行うことを目的に、明治~大正期における鞆ケ浦集落の特徴的な民家を復原しました。期間によっては体験ツアーもあるようなので、子どもと一緒に楽しめるのではないでしょうか。
福光石の採石場として唯一、今も操業が続けられている450年の歴史ある石山。福光石とは、火山灰が1500万年もの月日をかけて凝灰岩になったもので、世界遺産・石見銀山にある五百羅漢像にも使われています。石切り場の巨大な縦坑は30メートルの深さまで掘り下げられ、その圧倒的なスケールにまるで探検家気分が味わえます。要予約で40分~60分の見学ツアーが開催されているので利用してみてはいかがでしょうか。
日本画家石本正の作品を展示している美術館。若いころから晩年までの作品を順に鷹揚な形で展示されており、その筆致や作風の変化をありありと鑑賞することができます。通路が広くとられており、ベビーカーでの移動も楽に行うことが可能。企画展も開催されるので、見たい作品がある場合はホームページでご確認を。ミュージアムショップもあり、お土産や画集を手に入れることができます。また、カフェもあるので、じっくりと作品の世界に浸るため足を運ばれてはいかがでしょうか。
水をテーマに現代美術と科学を融合した作品が展示されています。中央の池には手作りの噴水が置かれ、春、夏に公開されています。絶滅危惧種に指定されているモリアオガエルの姿を見られる貴重な場所でもあります。庭園には三種の水琴窟がおかれ、音の違いを楽しむことができます。館内には体の水分量を計ることができる機械や渦柱を作る器具が置かれており、小さな子どもも楽しみながら水と親しむことが可能。家族でのお出かけに、足を運ばれてはいかがでしょうか。
高さ最大5m!江戸時代から明治時代にかけて開発された石見銀山最大級の坑道。大人410円・子ども200円・幼児は無料で見学することができ、駐車場がないので銀山公園駐車場に車を停めて、徒歩かレンタル自転車で行くことをおすすめします。ヘルメット・長靴を装着して、ガイドさんと共に一歩足を踏み入れるとあたり一面真っ暗で静寂な世界が待っています。当時の採掘現場を探検家気分で見学しに家族で出かけてみてはいかがでしょうか。
明治19年に大阪の藤田組が建設した製錬所跡。無料で自由に見学することができ、駐車場がないので公共交通機関の利用をおすすめします。当時の最先端技術を駆使してつくられた製錬所で、明治28年から明治29年まで操業されていました。豊かな自然に囲まれた春には梅の名所としても有名なスポットで、周辺にはカフェや土産物店などもあるので、当時の製錬所の様子や石山銀山の歴史を学びに出かけてみてはいかがでしょうか。
鉱山の守り神、金山彦命(かなやまひこのみこと)を祀る神社。石見銀山では最大の神社であり、山神社としては国内最大級の社殿を持っている。地元では「山神宮」、「山神さん」と親しみを込めて呼ばれています。階段が沢山ありますが、子ども連れのファミリーも登っています。到達した時には、階段を登っても、お参りして良かったと思える古色漂う神社です。
島根県指定有形文化財(建造物)になっている城上神社の見どころは、拝殿の鏡天井にある極彩色の「鳴き龍」です。絵の真下に描かれている丸の中に座って手をたたくと、まるで龍が鳴いているかのように、リーンリーンと澄んだ音が鳴り響きます。子どもも興味津々です。祭神は、大国主命で、社殿は江戸の亀井戸天満宮を手本とした入母屋造り瓦葺きという、様式の重層式拝殿です。また、縁結びの地としても知られており、ハート型の絵馬が多く奉納されています。