西芳寺は、庭園内を約120種類の苔が覆い、まるで緑のじゅうたんを敷き詰めたような美しさから苔寺と呼ばれています。約9千坪の広さの庭園は、1年中美しい景観が楽しめるので散策にぴったり。特に紅葉の時期は、色鮮やかな紅葉と苔の組み合わせに目を奪われます。西芳寺は1977年から一般の拝観を中止しているので、拝観するには事前の申し込みが必要です。拝観の際には見開きが珍しい御朱印を記念にいただくのがおすすめですよ。
臨済宗妙心寺派の大本山。開基を花園法皇、開山を関山慧玄とします。応仁の乱によって焼失後、乱後雪江宗深が再建、現在は末寺を3400まで数える臨済宗各派で最大となっています。法堂の鏡天井には8年の歳月をかけて描かれた雲龍図があり、どこから見ても龍がこちらを睨んでいるように見えることで有名。他に日本最古の梵鐘、浴室(明智風呂)が拝観できます。一般の方を対象とした座禅会や写経会なども開かれています。
『京都三奇祭』の一つ『やすらい祭』が行われる神社。創建から1000年以上経つ由緒ある神社で、広い境内には見どころがたくさん。社殿のそばに「阿呆賢さん」(別名:重軽石)という石があります。この石を三度叩いてから持ち上げ、再度願いを込めて三度手のひらで撫でます。その後に持ち上げ、石が軽ければ願いが叶うといわれています。子どもと一緒に不思議な石を触ってみてはいかがでしょう。
萬福寺の第6世、千呆性侒(せんがいしょうあん)が開創した寺。千呆和尚は薬師如来を尊崇していましたが、度重なる本堂焼失により現在は釈迦如来となっています。境内裏山にある五百羅漢の石像群は、絵師の伊藤若沖と住職が共同制作したもの。若沖の墓と、書家の貫名海屋(ぬきなかいおく)の筆塚も当寺にあります。境内には四季折々の草花が咲き、石像には年月と共に苔が蒸し、素朴で静かなお寺の雰囲気をつくりあげています。
京都市伏見区にある日蓮宗寺院。本堂、鬼子母神が祀られた千仏堂、七面大明神を祀る七面堂など、複数のお堂と門からなっており、その内の本堂と四脚門、多宝塔は国の重要文化財にも指定されています。中でも多宝堂は室町時代に建てられた行基葺という珍しい屋根が特徴的。源氏物語第33帖「藤裏葉(ふじのうらば)」の舞台ともなった場所もあり、石碑が建っています。静かな時間が流れる境内を散策してみるのも良いですね。
円仁が天台声明の道場として創建したのが始まりとされる天台宗の寺院。融通念仏の祖とされる良忍がこの寺に入寺し再興されました。木造薬師如来座像、木造阿弥陀如来座像、木造釈迦如来座像が本堂に安置されています。最澄の伝記資料としてきわめて貴重な、伝教大師度縁案並僧綱牒(でんぎょうだいしどえんあん ならびに そうごうちょう)が文化財としてあげられます。“耳”に関するお願いごとの絵馬が多数寄せられるお寺です。
鞍馬寺にある由岐神社は、京都三大奇祭の一つ、鞍馬の火祭りで知られる神社です。天慶3年に、御所内に祀られていた由岐明神を鞍馬に創建しました。仁王門脇の普明殿からケーブルカーで、残りの半分は徒歩で登ることができますが、かなりの距離と勾配があるので歩きやすい靴で行くことをお勧めします。樹齢約600年を超える大杉も見どころのひとつ。鞍馬山の斜面に建っている由岐神社の拝殿は重要文化財で中央が通路になった拝殿が珍しい左右二つの部屋に分かれる割拝殿となっています。
高野山真言宗の寺院。和気清麻呂の私寺だった「神願寺」と「高雄山寺」が事実上合併してできた寺です。素焼きの円盤を投げて厄除けとする「かわらけ投げ」はこの寺発祥。西明寺、高山寺と合わせ「三尾」と呼ばれる紅葉の名所でもあります。国宝の木造薬師如来立像を始め、伝・源頼朝像など数々の文化財が安直されています。空海が一時住んでいた他、最澄もこの場所で法華経の講義をしたことがあるなど、日本仏教にとっても重要なお寺です。
774年に開創された寺院で明恵上人が後鳥羽上皇の帰依を得て再建しました。栄西禅師から贈られたお茶を日本で初めて植えたことで有名です。鳥獣人物戯画や古経典・古文書などの文化財が1万点、国宝石水院など見どころもたくさんあります。駐車場は裏参道につながっていますが急な石階段で、表参道へ回るとやや緩やかです。足腰に自信がない方や小さい子ども連れの方は、杖などがあると安心。1994年12月「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されています。
滋賀県犬上郡甲良町にある天台宗の寺院です。東湖三山の一つに数えられています。春季、秋季に三重塔内特別拝観が実施されており、気候の良い時の絶好のお出かけスポットとなります。駐車場完備のため、車で立ち寄ることができる点も嬉しいですね。ただし、ベビーカーでの移動はできませんので、小さな子どもと一緒に拝観する場合は気をつけましょう。国の重要文化財に指定されている本尊釈迦如来像や千手観音像も一見の価値ありです。ぜひドライブがてら、立ち寄られてはいかがでしょうか。
創建延暦3年、784年に建てられた神社であり、京都でも有数の観光地として知られています。女性の守り神がまつられており、女性が美しく育ち、幸せに恵まれるようお参りするのに適した神社です。安産祈願や子ども用のお守りも数多く用意されているので、小さな子どもを連れてのお参りに最適。季節ごとに様々な神事や行事が行われており、春には子供みこし、秋には御田刈祭で赤ちゃんの土俵入りを見ることができます。自然豊かで四季を感じることができ、のんびりと過ごすことができる場所です。ぜひ家族で行かれてみてはいかがでしょうか。
二条城前駅から徒歩5分~10分!OINAINA KYOTOは、日常では体験できない文化体験や、和と洋を融合させたおみやげづくり体験ができるスポット。こちらでは作の体験や書の体験、香の体験、茶の体験、扇の体験、音の体験があり、「かわいい」と「京都らしい」を合わせた奥深いのにとっつきやすい京都を感じられるものばかり。また、店内ではスタッフてづくりのアクセサリーなどの和グッズの購入もできるので、お土産にもおすすめ。京都観光の記念にいかがでしょうか。
「渡月橋 (とげつきょう)」は、京都府京都市・嵐山にある、人気の観光スポットです。嵐山のシンボルとも入れるこちらの橋は全長155メートル、バックの嵐山との景色がとても綺麗です。特に紅葉の名所となっており、多くの方が訪れます。「嵐山もみじ祭」も行われます。そして、春には桜が綺麗に咲き誇ります。JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から徒歩10分のところにあります。
宝厳院は春と秋だけ拝観期間が決まっていて一般公開される寺院。「獅子吼の庭」「風河燦燦三三自在」など貴重な芸術作品ともいえる襖絵やお庭を拝観できます。秋の拝観の時期には庭園の木々が色づき、大変美しい紅葉も見ることができます。お庭の拝観の場合は、少し段差のある場所もありますが、ベビーカーでも拝観できますので、小さなお子様が一緒でも大丈夫です。襖絵を拝観する場合は靴を脱いで上がることになるので、お子様連れですと大変かもしれません。
天平12年に開かれたという、発菩薩院、隆福尼院を前身とする寺院です。石の地蔵は、徳治3年に作られ、その後、元禄年間に復元されました。高さ4.58メートルもある日本一の石地蔵は、とても見ごたえがあるもので、日本の長い歴史を、実感を持って感じることができる寺院として、是非子どもと一緒に訪れてみたい場所の一つとなっています。駐車場はありませんが、JRや、コミュニティーバスでのアクセスが便利です。
もみじの名所です。ベビーカーは売店前に置かせてもらう形になります。通路が狭いので、観光客が殺到するシーズンは子どもには窮屈かもしれません。