古くから城下町として栄えた松江。そんな松江の歴史を色々な角度から知ることができる場所、松江歴史館。武家屋敷をイメージした造りとなっていて、建物自体が趣深いです。敷地はとても広く、日本庭園や復原された利休の茶室、お土産屋さんなどがあります。また、展示室には甲冑や模型、映像などで松江の歴史について説明がされています。おすすめは甘味処。松江城を見ながら休憩ができ、贅沢な気分に浸れます。敷地が広いので、子どもを連れて安心して行くことができます。
明治時代、異国の生まれながら日本に魅せられ、耳なし芳一などの怪談を著したことで知られる、小泉八雲。そんな八雲が松江に居した頃の記憶を辿る場所、それが小泉八雲記念館です。中には実際に使用していた机、ちりめん紙に印刷された貴重な本などが展示されています。また、文字だけでなく、ミニビデオで八雲について説明されており、とてもわかりやすいです。また、八雲と家族の関係についての展示は、非常に感慨深いものがあります。歴史ある怪談話、父を語る子どもの深い言葉の展示など、ぜひ子どもと訪れたい記念館です。
ギリシャ生まれのイギリス人だった小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は明治時代、外人の多くが日本に対して好意的とは言えない偏見を持つ時代に、世界へ日本や松江の良さを多くの著書に記し、発信していました。小泉八雲旧居は武家屋敷。居間から三方に広がる日本庭園は四季折々の美しい木や花を咲かせます。日本古来の美しさに触れ合う機会の少なくなった現代ですが、八雲の愛した「日本の美」にはハッとされるものがあると思います。
美保湾から大山、遠く隠岐の島まで360°の大パノラマが広がる灯台。明治31年に初点灯された山陰最古の灯台で、「世界の歴史的灯台100選」に選ばれた石造りの風格ある建物です。隣には赤い屋根が目印のカフェがあり、目の前に広がる日本海を眺めながら、オリジナル料理を楽しむことができます。店内には映画「喜びも悲しみも幾年月」のレンズ磨きシーンに使われた灯台の初代レンズが展示してあるので、出かけてみてはいかがでしょうか。
幻想的なサンセットクルージングが楽しめる遊覧船。JR松江駅より徒歩5分の距離にあり、大人1,450円・子ども720円で利用することができます。全長14.5m・総重量16トンの船には水洗トイレ・冷暖房が完備され快適に過ごすことができます。朝もやの中の爽やかな爽朝クルージングや夕日コースと合わせるのがおすすめの宿泊プランなどもあるので、水の都・松江ならではの船旅を満喫しに行ってみてはいかがでしょうか。
願いが叶うといわれる石がある玉造温泉街奥部の玉湯川東側にある神社。JR玉造温泉駅から車で5分の距離にあり、20台分の無料駐車場が完備されています。かつて勾玉が作られた地として有名で石について縁が深く、縁結び・子宝にご利益がある神社です。神社のパワーを持って帰れるお守りの中にさまざまな種類の石が入っている「叶い石」も人気が高く、周辺には温泉施設などの観光スポットもあるので出かけてみてはいかがでしょうか。
島根県立古墳の丘古曽志公園は宍道湖北岸の丘陵地にある史跡公園。出雲地方に多いとされる前方後方墳が復元されています。古墳内部から発見された鉄器の一部はレプリカにされ公園内で展示されています。また地球の歴史を1本の橋にあらわした施設や、野外ステージがあり、いろいろなイベントが行われています。ちょっとした遊びのスペースもあり、子ども連れで楽しめそう。駐車場もあり、入場無料です。
島根半島の最西端にある、日本一の高さを誇る灯台。煉瓦と石造りの二重構造で出来ており、その歴史と文化的な価値の高さから「世界の歴史的灯台100選」のひとつに選ばれています。沖合約40kmまで照らす100年を超えた今なお現役。らせん階段で灯台内部(有料)を登っていくと、眼下には絶景のパノラマが広がります。周辺の遊歩道を散策したり、刻々と変化する美しい夕日を眺めたり、灯台のある景色を心ゆくまで堪能できます。
国内で唯一のキルトの美術館。田園風景に囲まれた中に建てられた、築200年の出雲様式の屋敷を展示場としています。古布を使った「和のキルト」で、世界的に高い評価を受けている日本人作家、八幡垣睦子さんのプロデュース。屋敷の各部屋をキャンパスに、常に約15点の季節に合わせた作品が展示されています。各所に椅子が設置されていて、ゆっくり作品の世界観に浸ることが可能。カフェスペースや茶席、ショップも併設されています。
平成5年4月に開館した手錢記念館は、出雲地方の美術や伝統工芸などを紹介しているスポット。記念館の建物は江戸時代に建てられた米蔵と酒蔵を改装したもの。第二展示室は酒蔵として安政7年に建てられた後、明治36年まで小学校として利用されていたものを使用しています。館内では、江戸時代の掛軸や屏風、刀剣、松平不昧公ゆかりの陶器・楽山焼と布志名焼、歴代小島漆壺齋の漆器など、歴史を感じる作品を多く展示していて見ごたえたっぷり。出雲に来た際にはおすすめですよ。
県立自然公園鬼の舌震は黒雲母花崗岩地帯で、斐伊川の支流大馬木川の急流によって長年にわたり浸食され造られた約2㎞にわたる狭谷。国の名勝天然記念物に指定されています。両岸は花崗岩が浸食された急峻な岩壁、川底にある千畳敷岩、船岩などの巨岩など見どころが豊富。川沿いには旧ルートの他に、約2Kmのバリアフリー遊歩道が整備され、足元を気にせず散策を楽しめます。出雲に来た際にはぜひこの自然の造形美を見てみてください。
奥出雲の地で今も日本で唯一操業を続ける「日刀保たたら」で生産される「和鋼」を用いて作られる「日本美術刀剣」について展示している資料館です。実物大のたたらの炉や複雑な地下構造など、ダイナミックな模型が設置されています。他にも日刀保たたらの様子がビデオやパネルで紹介されていて、たたらや刀剣について詳しく知ることができますよ。
たたら製法から高炉を使う近代製鉄法へ移行期の技術史にスポットをあてた展示場です。槙原たたらに残されていた当時の角炉を、仁多町が復元整備しました。この角炉は、約10年間にわたり約4000トンの銑鉄を生産していたといいます。建物の中はたたら場、水車、吹子場からなり、当時の操業風景を再現しています。昭和を感じさせる建物に感激すること間違いなし!1階の奥には水車もあり子どもに喜ばれています。
白壁土蔵造りの趣のある記念館には、松江藩鉄師頭取絲原家が 約400年にわたって伝承してきた美術工芸品や、たたら製鉄資料などが 展示されています。隣接する絲原家の居宅は国の有形登録文化財で、 建坪350坪、部屋数40室を誇る大邸宅です。また、記念館の右手奥にある絲原家庭園は,自然の森林を借景として出雲流の庭園として著名です。子ども連れでも歩きやすい道なので、ファミリーで訪れる方も多数。
町並み地区・銀山地区の中間地点にある観光案内所。8時半から5時まで開園し、無料で利用することができます。観光ガイドブックや有料音声ガイドが置いてあり、自動販売機・トイレも完備されているので休憩場所として最適です。電動アシスト自転車の貸し出しをしてくれ、周辺にはカフェやシルバーアクセサリーのショップなどの観光スポットもあるので、世界遺産のまち・石山銀山の魅力を探しに出かかけてみてはいかがでしょうか。