明治になって各館町の町長になり町の発展に尽力してきた西宮家の所有する5つの蔵と1つの母屋に手を加え、物産販売、レストランとして活用されています。どちらも歴史を感じる素晴らしい出で立ちをしており、明治時代にタイムスリップしたかのような不思議な感覚に。現在は武家に伝わる道具や文献などが展示されている文庫蔵は最も歴史の深い蔵で明治27年に上棟されました。入場料無料で貴重な文化遺産の数々を観ることができるお得スポットです。
アール・デコを代表するフランスの芸術家、ルネ・ラリック。彼の細かく美しい装飾の施されたガラス細工達は美術館で幻影的な光に包まれ、どこかファンタジーの世界のような空間を創りだしています。多彩な才能をみせたルネ・ラリックの娘のスザンヌ・ラリックの作品なども多く所有しているオーナーは、2~3ヶ月ごとにテーマを決めて70~80点の作品をその都度入れ替えて展示するというこだわり。ゆっくりと美術館を楽しみたい方におすすめのスポットです!
角館は武家屋敷が立ち並ぶ場所として有名なスポットですが、その中でも石黒家のお屋敷は最も古く、18世紀から19世紀の間に建設されたと言われています。江戸時代そのままの出で立ちはとても風情があり、門、屋根、梁、一つ一つに歴史を感じることが出来ます。お屋敷とともに歳を重ねてきた庭の枝垂れ桜は樹齢250年!桜以外にもスズランスイセンや野生のアナグマなども顔をみせてくれる、癒やしの場です。
田沢湖に張り出す形に建っている白木造りの神社。流れ着いた流木を祭っていることが神社の名前の由来。小さな桟橋を渡って産廃することができます。湖の水量が少ない時は、神社への桟橋から、水辺まで降りて散策できます。湖にはたくさんの魚が泳いでいて、神社で餌を買って餌やりすることもできるので、子どもが自然と触れ合う機会になります。
慶安3年、秋田藩主佐竹義隆公が田沢湖を遊覧した際、腰をかけて休んだことがその名の由来とされています。朱塗りの鳥居のそばある「七色木なないろぎ」は、1本の木から7種の木が生えたと言い伝えられています。他にもたつこが飲んで龍となった「潟頭の霊泉」、たつこが姿を映した「鏡石」などの見どころが多く残されています。大木に囲まれている神社はマイナスイオンも多く、木の香りに心も体も癒されます。パワースポットとしても有名。
芸術村の5つの魅力をご紹介。秋田発祥の劇団のメイン劇場、日本庭園を眺めながらの温泉、地元の郷土料理、ブルーベリーの摘み取り体験、工場直送の地ビール、森林工芸館では子どもから大人までレベルに合わせて木工品や陶芸品づくりを楽しめ旅の思い出におすすめです。他にもソーラン節ワークショップや各種イベントなどしみ方いっぱい。温泉「ゆぽぽ」は宿泊もできるので、思い存分遊びやグルメ、癒しを満喫することができます。
天明時代に角館の地に伝えられたとされる樺細工は、角館の代表的な工芸品として、茶筒、箱、ブローチなどの制作に使用されてきました。独特の光沢と模様の入った樺細工は渋く、美しく、自然の温かみがあります。樺細工以外にも、白石焼、角館春慶、イタヤ細工などの工芸品が多く展示されている角館樺細工伝承館。樺細工のミニ壁掛けや、イタヤ細工の小物を造る体験学習で、より身近に伝統技術を感じることができそうです。
秋田県仙北市と岩手県岩手郡雫石町に跨る標高1637メートルの活火山。十和田八幡平国立公園の南端に位置し全国に数多い駒ヶ岳のなかでも高山植物が豊富で花の名山と呼ばれています。初心者でも気軽に登山が楽しめると人気で仙北市観光課発表による登山者数は年間約3万6千人。気象庁の常時観測火山に指定されていて「噴火警戒レベル」が導入されていますので、訪れる際には情報を確認することをお勧めします。
みちのくの小京都・内町武家屋敷通りに現存する6軒ある武家屋敷の一つ。秋田県の指定文化財に指定。芦名氏譜代の家臣・岩橋家の屋敷。角館の中級武士の屋敷の特徴である木羽葺き・切妻型・間取りを残しています。庭園には、栗・赤松・山モミジなどの樹木が多く、四季の移ろいに心が癒されます。シンボルともなってカシワの木は推定樹齢260年以上、根回り3m以上の巨木で市の指定天然記念物となっています。
仙北平野の北部にある城下町・角館町に立ち並ぶ武家屋敷。桜並木が美しい観光名所。仙北市指定文化財指定。芦名氏の会津時代からの譜代の家柄で、30代以上の歴史を持つ家柄です。江戸時代の武家屋敷建築様式をそのまま残してあり、書院造りの表座敷では蝶の欄間を見ることができます。静寂で苔の緑が美しい庭には、アカマツやユリノキがひっそりと立ち、その間を縫うように長い渡り廊下が小田野家へと伸びています。入館無料。冬期休館。
3千坪もの広大な武家屋。その庭園には様々な花や木が咲き誇り、600種類以上もの花木があるそうです。特に“日本で一本しかない”と農林水産省から認定を受けている青柳八重紅枝垂桜は、一般的な枝垂桜よりも一枚花弁が多い大変珍しい桜。武家道具館では甲冑、刀、押絵など貴重な展示品を間近で堪能し、アンティークな調度品に囲まれたレストランでは数百年絶えずこのお屋敷に湧き出ている神明水で淹れたコーヒーや、秋田の名物・稲庭うどんなどいただけます。
まるで時代劇のような武家屋敷がたくさん立ち並ぶ角館の一角を担っている小田家のお屋敷。部屋の中に入ることは出来ませんが、シンプルな洗練された造りの門や家、手入れの行き届いた草木が生い茂る広々とした庭園を無料で観ることができます。小野田家の小野田直武は平賀源内の解体新書の挿絵を描いた人物で、秋田蘭画を武士に広めた人物。武家屋敷の景色を楽しみながら歴史の勉強にもなりそうですね。
東北の耶馬渓といわれている名渓谷。名前の由来は、昔、道があまりに狭く険しく人がすれ違う時にお互い抱きかかえるように支えあわなければ通れなかったからだといわれています。大正15年(1926)に完成した、渓谷入り口にかかる神の岩橋は、秋田で最も古い吊り橋です。駐車場から20分ほど歩くと、約30mにわたって流れ落ちる回顧の滝があり迫力満点。アップダウンが少ない遊歩道なので、ゆっくり散策が楽しめます。