西国第2番の札所でもあり、巡礼姿のお遍路さんが杖をつきながら、ひたむきなまなざしでお参りしているのが見受けられます。 名前の由来は、三つの井戸「吉祥水(きっしょうすい)」「楊柳水(ようりゅうすい)」「清浄水(しょうじょうすい)」から来ています。二百三十一段の石段を登りきったところでホッとして振り返ると、美しい和歌浦湾が遠望でき、旅情がかきたてられます。子どもさんと上がってみるのもお勧めですよ。
高野山の信仰の中心であり、壇上伽藍と共に2大聖地と言われています。奥の院には弘法大師空海が今も生きているとされる御廟があり、正式には一の橋から参拝します。一の橋から御廟まで約2kmの道のりに、約20万基を超える諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑の数々が立ち並んでいます。樹齢700年の杉林と石灯籠の並ぶ裏参道は凛とした空気を感じることができることでしょう。ぜひ神聖な場所を訪れてみてはいかがでしょうか。
境内には国宝多宝塔をはじめ重要文化財経蔵、本殿、四所明神社などを備える名跡。天然記念物の石楠花(しゃくなげ)は樹齢300~400年の大きさです。人気の写経や朝のお勤めも体験していただけます。朝のお勤めは参加自由でしたが、宿坊でしか体験できないことだと思いますので、ぜひ子どもさんとも一緒に参加してみはいかがでしょうか。
金剛峯寺の名称は、弘法大師が命名した、高野山一山の総称。豊臣秀吉が亡母の菩提のために建立した青巖寺・興山寺を合併し金剛峯寺と改称、全国の末寺を代表する総本山となりました。宗派にとらわれず、たくさんの参拝客、お遍路さん、林間学校のこどもたちが、四季を通じて訪れているお寺なので、子ども連れにも大人気の場所です。