1893年に建てられたお米の保管倉庫。NHK朝の連続テレビ小説「おしん」のロケーション舞台になったことでも有名。夏の高温防止のためケヤキ並木を植えたり、内部の湿気防止に二重屋根にしたりするなど、低温倉庫として現在も使用されています。敷地内には酒田市観光物産館「酒田夢の倶楽」、庄内米歴史資料館が併設されています。倉庫のわきに並ぶケヤキ並木がたいへん美しく、気候のいい時期には、ゆったり散歩してみてはいかがでしょうか。
江戸時代から酒田を代表する料亭であった「相馬屋」を改装し、平成12年3月に舞娘茶屋として開樓。木造の主屋は、明治27年の庄内大震災の大火で焼失した直後、残った土蔵を取り囲んで建てられ、平成8年11月に国の登録文化財に登録されました。1階の20畳部屋を「茶房くつろぎ処」とし、2階の大広間は舞娘さんの踊りとお食事を楽しむ演舞場となっています。また、樓内には雛人形や古美術品の展示のほか、竹久夢二美術館も併設され、美人画や写真なども見ることができます。
山形県庄内地方の大地主であった本間家が収集した品を保管、展示している山形県の博物館。所蔵品には、本間家が大名から拝領した品、歴史資料として価値の高い文書、当主が好んだ茶道の器物など、重要文化財や重要美術品が多数あります。また、楽焼茶碗「本間焼」が製作販売されており、庭園をみながらこの茶碗で抹茶がいただけます。敷地内には駐車スペースや無料休憩所もあってゆったり休憩しながら見学することもできます。
1768年に造られた武家屋敷。当時、武士の宿として使用された部分は書院造という武家屋敷特有の建築様式。一方で、本間家が生活に使用していた部分は商家造りという建築様式。二つの様式が一体となっている造りは、日本国内でも珍しいもの。屋敷内に入り見学することができるので、子どもと一緒に二つの様式の違いを探してみてくださいね。
山形県酒田市にあ、「海の博物館」として地元で親しまれている博物館。酒田港の歴史をはじめ、海運・税関・航海・船舶・海洋開発・水産など、海に関する知識を幅広く学ぶことができる施設です。直接触ることができる実物大の船の操縦席は、船長の気分を味わうことができると子どもたちから高い人気を誇っています。無料で入館することができるので、子どもと一緒に気軽に利用してみてはいかがでしょうか。