鯉の泳ぐ城下町・津和野の殿町通りに白壁、格子窓の歴史感漂う長屋門、菖蒲が咲く掘割には錦鯉が泳いでいます。亀井八代藩主矩賢により天明6年に創設した藩校で、儒学、医学、礼学、数学、兵学、蘭医学など多くの授業を行い、文豪・軍医総監の森鴎外や明治の先哲西周など、全国で活躍した優秀な人材を数多く輩出。武術教場と書庫が現存しており、県の指定史跡となっています。現在、武術教場は民俗資料館として使用されています。
奥出雲櫻井家に代々伝えられてきた品々を集めて展示している歴史資料館です。櫻井家は、戦国の武将塙団右衛門の末裔家で、古くより製鉄業を営んできました。それにまつわる資料や、上方との交流文化資料、美術工芸資料など、奥出雲の近代文化や歴史の歩みを知ることができる展示品が数多くありますよ。
荒神谷遺跡に隣接したサイトミュージアムとして平成17年10月6日に開館された博物館です。博物館では展示のほか講演会やイベント開催などを通じ、荒神谷遺跡、そして遺跡を中心とする出雲の原郷の歴史・文化を未来へ伝えるべく情報発信を行っています。企画展示室では、出雲市内の考古学資料をはじめとする古代出雲、山陰の歴史・文化をテーマとした貴重な遺物を展示。弥生時代の青銅器が380点と全国的にみても圧倒的な数が埋納された荒神谷遺跡は、子どもの教育にも良いのではないでしょうか。
袋町小学校平和資料館は、爆心地から460メートルの場所にあり、原爆によって大きな被害を受けた袋町小学校の西校舎の一部を平和資料館として保存されたものです。こちらでは、伝言の書かれた内壁の一部を観ることが出来たり、貴重な被爆資料を展示し、被爆後の学校の様子を紹介したりしています。現代の子どもたちが原爆を知り、平和を学び、それらを伝えていくために、平和記念公園とともにぜひ見学して欲しい場所です。無料で見学可。
国の重要文化財でもあるカトリック幟町教会世界平和記念聖堂は、原爆犠牲者への追悼と世界の平和を願う目的で建設されたキリスト教の教会堂。広島で被爆したエノミヤ・ラサール神父が、ローマ法王や世界中の人々の協力を得て昭和25年に着工し、5年後に完成しました。壁面は被爆地の土で焼いた煉瓦を使用しています。神聖な聖堂を見学することができますが、宗教活動がある日は見学ができないので、連絡をしてから行くようにしましょう。
打吹公園内にある博物館。明治から大正時代にかけて実際に使用されていた千歯扱きや倉吉絣といった農機具などが展示されています。他にもこの土地ゆかりの作家による美術品が多く展示され、企画展も随時行われています。建物自体も見どころ満載で、国指定重要伝統的建造物群保存地区に指定されている打吹玉川地区をイメージして造られており、現代建築の粋を結集して設計されています。自然ウォッチングなどのワークショップも行われているので、子どもと一緒に参加されてみてはいかがでしょうか。
大自然にふれあい、見て感じて心からリラックスできる場所。館内展示はブナの森に生きる植物と動物の展示がメインになっています。館内の展示は無料でみることができます。が、自然を感じるためには自然観察会に参加するのが一番です。気軽に散策するコースは予約なしで参加可能。参加費も無料です。小学生向けの夏の夜の昆虫観察会は19:00~と遅めですが光に集まるクワガタやカブトムシに出会えるかも。虫好きの子どもには最高です。昆虫観察は申し込み制になっていて有料です。
古くから城下町として栄えた松江。そんな松江の歴史を色々な角度から知ることができる場所、松江歴史館。武家屋敷をイメージした造りとなっていて、建物自体が趣深いです。敷地はとても広く、日本庭園や復原された利休の茶室、お土産屋さんなどがあります。また、展示室には甲冑や模型、映像などで松江の歴史について説明がされています。おすすめは甘味処。松江城を見ながら休憩ができ、贅沢な気分に浸れます。敷地が広いので、子どもを連れて安心して行くことができます。
明治時代、異国の生まれながら日本に魅せられ、耳なし芳一などの怪談を著したことで知られる、小泉八雲。そんな八雲が松江に居した頃の記憶を辿る場所、それが小泉八雲記念館です。中には実際に使用していた机、ちりめん紙に印刷された貴重な本などが展示されています。また、文字だけでなく、ミニビデオで八雲について説明されており、とてもわかりやすいです。また、八雲と家族の関係についての展示は、非常に感慨深いものがあります。歴史ある怪談話、父を語る子どもの深い言葉の展示など、ぜひ子どもと訪れたい記念館です。
平成5年4月に開館した手錢記念館は、出雲地方の美術や伝統工芸などを紹介しているスポット。記念館の建物は江戸時代に建てられた米蔵と酒蔵を改装したもの。第二展示室は酒蔵として安政7年に建てられた後、明治36年まで小学校として利用されていたものを使用しています。館内では、江戸時代の掛軸や屏風、刀剣、松平不昧公ゆかりの陶器・楽山焼と布志名焼、歴代小島漆壺齋の漆器など、歴史を感じる作品を多く展示していて見ごたえたっぷり。出雲に来た際にはおすすめですよ。
奥出雲の地で今も日本で唯一操業を続ける「日刀保たたら」で生産される「和鋼」を用いて作られる「日本美術刀剣」について展示している資料館です。実物大のたたらの炉や複雑な地下構造など、ダイナミックな模型が設置されています。他にも日刀保たたらの様子がビデオやパネルで紹介されていて、たたらや刀剣について詳しく知ることができますよ。
山口県萩市にある経済産業大臣指定・伝統的工芸品萩焼を紹介する資料館。約400年前の萩藩御用窯時代の萩焼、江戸初期の松本窯や三ノ瀬窯の初期の作品、家祖伝来のものや萩の旧家に長年眠っていた名品珍品が数多く展示。「古き良き時代」と「現代」の萩焼を見比べることで歴史の移り変わりが分かります。萩焼の販売スペースもありゆっくりと自分に合った器を選ぶことができます。場所は観光に便利な萩城跡・指月公園入口。
宮島伝統産業会館は宮島の伝統工芸の歴史や作品について学ぶことができる場所。みやじまん工房では、実際に宮島の産業である宮島彫り、もみじ饅頭手焼き、杓子づくりを体験することができるコーナーがあります。伝統工芸士が説明から作業まで側で指導してくれますので、世界に一つだけの自分の作品を作ることができますよ。小さなお子様は保護者がお手伝いすれば、一緒に制作することもできますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。修学旅行などで予約が一杯の場合がありますので必ず事前予約しておでかけください。
山口県周南市、徳山駅から車で5分の場所にある美術館。画家でもあった宮崎進氏が館長を務めた美術館で、宮崎氏の作品をはじめ、岸田劉生、まどみちおといった郷土の芸術家による作品を中心に展示、所蔵されています。企画展も開催されており、テーマに沿った様々な作品が飾られており、感銘を受けること間違いなし。じっくりと作品の世界に浸ることができる夜間特別会館や、無料で聴講できる講演会も開催されているので、参加されるのもおすすめ。子どもから大人まで、見覚え、聞き覚えのある作品を鑑賞できるので、家族での休日のお出かけに足を運ばれてはいかがでしょうか。
広島市水産振興センターには、広島の海と漁業に関する展示やビデオ放映、水産業や水産生物資源に関しての資料などを見ることができる展示室があります。その他に、小学3年生~6年生とその保護者を対象にした海辺の教室が開催されていて、漁業体験や養殖見学、牡蠣打ち体験など、水産業に関する体験をすることができます。毎月内容も変わって何度行っても楽しめますので、お魚や海に興味のあるお子様にはとっても楽しいですね。申込みは往復はがきですので早めにHPをチェックしてみてくださいね。