天草、崎津にあるキリスト教の教会。16世紀にアルメイダ神父によってキリスト教の布教が行われ、禁教令の激しい弾圧を受けながらも、潜伏キリシタンによって守られてきた教会です。堂内は畳敷きとなっており、全国的にも珍しい教会です。この教会が建つ漁村一帯は、日本の渚百選、かおり風景百選、国の重要文化的景観にも選ばれる景観地です。素晴らしい景観、厳しい歴史に目を向けて、潜伏キリシタンに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
津和野の歴史ある藩筆頭庄屋・弥重家の庄屋屋敷を修復した和風建築の美術館。木のぬくもりが心地よい館内には、地元出身の独立美術協会の重鎮・中尾彰の詩情あふれる作品や吉浦摩耶夫妻の心なごむ美しい作品を数多く展示。闘牛の緊迫感と荒々しさを見事に表現した版画 「闘牛技」は、スペインの国民的画家ゴヤの貴重な作品。2階の雨戸のふし穴から差し込む光で、庭園が逆さに障子に写る針穴写真は、晴れるほどに幻想的な景色となります。
江戸時代にタイムスリップできる場所、熊本 武家屋敷。屋敷正面の堀合門は人吉城の物がそのまま移されたという、現在存在する唯一の建築物だそう。相良藩主の狩りの休憩所が江戸末期にここへ移築されたそうで、西南戦争の際には、なんと西郷隆盛が宿舎として利用した場所なのだとか。この場所は今も住居として利用されているそうです。武家生活の様子や知恵を知ることができるので、子どもも大人も新鮮に楽しめます。刀を差したお侍さんが出てきそうな武家屋敷の雰囲気を、ぜひ体験してみて下さい。
霧島民芸村は霧島神宮に隣接する寝殿造の建物が印象的なスポット。さまざまな霧島の民芸品に触れることができます。陶器の製作過程を見学したり、屋久杉資料館見学したり、陶芸体験もできちゃいます。周辺には「霧島川渓谷自然散策コース」があり、四季折々の自然を楽しめるほか、散策路には田の神や、縁結びの神、安産・子宝の神も祀られているのでおすすめ。休憩にぴったりな喫茶室や、別棟にはお食事処神宮亭、薩摩蒸氣屋の菓子コーナーもありますよ。
アンティークレース、板橋純世の絵画が展示されている美術館。15世紀~19世紀のアンティークレースは、装飾品やドレス、小物など多彩で、ヨーロッパの貴族文化の華やかさを物語ります。板橋純世の絵画は、パリやニューヨークで高い評価を受けており、繊細な絵がアンティークレースとともに展示され、不思議な空間を生み出しています。オムツ交換台があるので、小さな子供連れでも安心して観覧できます。
日本五大稲荷の一つ、日本全国数万ある稲荷神社で「稲荷」ではなく「稲成」と書く唯一の神社。ここの見どころは「千本鳥居」。商売繁盛・開運厄除の神様として日本各地から奉納された数千本といわれる朱塗りの鳥居が造るトンネルは圧巻です。鳥居をくぐり抜けた先には鮮やかな朱色と立派なしめ縄の本殿があります。境内から津和野の街並みがぐるりと一望。5月の春季大祭、11月秋季大祭は毎年多くの人で賑わっています。
薩摩切子を作っている工芸館。失われていたガラスの着色技術を復活させるための研究の成果で、薩摩切子独特の着色を復元することに成功。紅・藍・紫・緑といった色の華やかさはもちろんのこと、繊細なカット技術を駆使する伝統工芸品の薩摩切子。工房内では、実際に製造工程を見ることができるので、ひとつひとつ作りあげていく職人技を子どもと一緒に見学してみてはいかがでしょうか。
明石市立天文科学館にある日本標準時計塔の奥に佇む曹洞宗の寺院。境内には、枯れることのない霊泉で万病に効くといわれている「亀の水」や明石市指定文化財で豊臣秀吉が建立したものを移設した「山門」、美しい「八房の梅」など多くの見どころがあり、散歩して回るのも楽しそうですね。
家島本島、宮港から東の方にある周囲が島唯一の原生林で囲まれた神社。平安時代、時の右大臣、 菅原道真が左遷により太宰府に向かう途中、休憩した跡にこの神社が建てられたそうです。祭神は大己貴命、小名彦命、天満天神。兵庫に旅行の際は、自然に囲まれた家島神社にぜひ行ってみてはいかがでしょうか?
入場料無料!龍野公園内にある聚遠亭は、歴史的建造物や庭園を見学できるスポット。龍野市指定文化財の聚遠亭には茶室と楽庵、御涼所があり、前庭からの展望絶景をたたえて「聚遠亭」という名が付いたといわれています。茶室前の池のほとりには、龍野が生んだ詩人三木露風や井原西鶴の句碑などが建っています。紅葉の名所としても知られ、秋には桃山時代の書院造を模した数寄屋風の建築物の茶室と紅葉が絶景。土日にはボランティアによるお茶も300円でいただけますよ。
創設者、岩崎與八郎のコレクションを展示している美術館。格子状の外観が特徴的。19世紀以降のフランス絵画、現代の外国作家(メキシコ・ブラジルなど)の絵画、日本画(黒田清輝・藤島武二・梅原龍三郎・久米圭一郎など)、墨書等を収集・展示しています。工芸館には、一階にパプアニューギニアの民族美術、2階には近年日本に里帰りした「里帰り薩摩」と呼ばれる薩摩焼きを展示。そのほか西郷隆盛の書なども見られる、多彩な美術館です。
「バンタ」とは、沖縄の言葉で「絶壁」を表しています。比屋定バンタは、海抜200メートルから大地と海の絶景を眺めることができる場所です。展望台が整備されており、そこからの眺めは一見に値します。天気が良ければ粟国島、渡名喜島、慶良間諸島までをも見ることができます。望遠鏡があるので、小さな子どもも楽しめること間違いなし。また、売店もあるので、ドライブがてら、休憩や美しい景色に癒されるため立ち寄られてはいかがでしょうか。
沖縄県渡名喜島にある集落。500人ほどの島民が住む渡名喜島には、今では沖縄本島でもあまり見ることの出来なくなった建造物や自然が手つかずで残っており、2000年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。白い砂浜にサンゴ礁が広がる海、赤瓦屋根の沖縄伝統的家屋は、まるで映画のワンシーンのよう。島内の道は狭いので、移動手段は自転車がおススメ。船の発着時間になると地元の人たちが作るお土産物の販売も行われますよ。
塩川御嶽は多良間島(たらまじま)の東部、集落から少し離れた場所にあり、古くから信仰の対象として島民に大切にされてきました。霊石2個が飛来し、この地で鎮まったことから御嶽が建てられたという言い伝えも。塩川御嶽までの参道には、防風林の役割を果たす樹齢250年以上という美しいフクギ並木が約650メートルにわたって整備されていて、県の天然記念物に指定されています。 散歩がてらゆっくりと眺めながら歩くことができます。
石垣島の北東沿岸にあり、東シナ海と太平洋の両方の海を一望できる唯一の展望台です。ほぼ360度海を見渡すことができ、目の前に広がる絶景にきっと感動するはずです。たくさん植えられたハイビスカスも色鮮やかでとてもきれいですよ。