鞆館は、世界遺産センターのサテライト施設として、広大な石見銀山遺跡の一部て?ある鞆ケ浦の港湾や銀山街道を解説案内するために整備したものです。鞆ケ浦の集落の成り立ちや、特徴、生業の解説を行うことを目的に、明治~大正期における鞆ケ浦集落の特徴的な民家を復原しました。期間によっては体験ツアーもあるようなので、子どもと一緒に楽しめるのではないでしょうか。
漆喰の白壁と赤色の石見瓦を葺いた、酒蔵を思わせる和風建築の美術館。津和野町出身の画家・安野光雅の多彩な作品を常設展示している本館と、プラネタリウム・昔の教室・アトリエのある別館で構成されています。ロビー壁面のデザインは摩訶不思議な「魔方陣」のタイルで装飾。心落ち着く空間で。50席あるプラネタリウムでは、壮大な宇宙空間や津和野の夜空、四季折々の星座を楽しむことができます。絵本を閲覧できる図書館もあります。
植田正治写真美術館は、日本が誇る世界的写真家「故・植田正治氏」の作品を約1万2000点収蔵、展示している美術館。生涯山陰の自然にこだわった写真は、被写体をオブジェのようにした独特の世界観のものばかり。館内ではその作品たちや、さまざまな展示を観ることができます。また、ショップでは美術館オリジナルの図録やポストカードやポスターなどのオリジナルグッズを購入できるので、来館の記念におすすめですよ。美術館の外観にもぜひ注目してみてくださいね。
いがらしゆみこ美術館は漫画家のいがらしゆみこさんの原画やグッズを展示しているミュージアム。作品を読むことができるライブラリーやオリジナルグッズを販売しているショップもあります。キャンディキャンディの世界観が味わえるお姫様体験やイラストの転写紙を使って陶器に絵付けする手作り工房ポーセ絵付け体験もでき、保護者同伴なら工作のできる幼児でも体験できますので、ぜひ体験してみてくださいね。3階の屋上からは美観地区が一望でき、恋が実ると言われるツーショットポイントもありますよ。
「竜王山」は広島県三原市にあります。山頂は約400メートルあり、瀬戸の島々などを見渡すことができます。その絶景は圧巻!また山頂は桜の名所となっており、開花時期にはたくさんの方が訪れています。「いこいの森」として整備されていますよ。
文豪・森鴎外の専門的記念館。吹き抜けのロビーからは中庭越しに鴎外の生家である国指定遺跡・森鴎外旧宅を見ることができます。鴎外の子供時代から60歳でその生涯を閉じるまでを映像や著作、遺品、直筆原稿など豊富な資料を通して学べ、人々を鴎外文学の世界へと誘います。小憩ホールから見える津和野川の流れと三本松城の石垣、建物のまわりを囲むようにして咲くれんげと鴎外ゆかりの沙羅の木、鴎外を偲ぶ場所として多くの人が訪れています。
奥出雲葡萄園は、見晴らしのいい小高い山の上にあるこだわりのワイナリー。ゲストハウスでは自社ワインやワイングッズの販売、試飲カウンターでのワインの試飲が可能。ゲストルームでは窓の外に広がる豊かな自然を眺めながら、地元食材を使ったプレートランチやコースランチなどをいただけます。こちらでは1年を通して、「ワインパーティー」や「シャルドネ収穫イベント」などさまざまなイベントが行われているので、ワイン好きにはたまりません!奥出雲葡萄園のある「食の杜」内には宿泊施設もあるので、おすすめ。
島根県安来市の民謡、安来節。どじょうすくいで親しまれるこの民俗芸能の歴史は古く、江戸の中期が起源と言われているそう。そんな安来節を体中で楽しめるのが、安来節園芸館です。本格的な安来節が観られるのはもちろん、公演後に安来節を体験できるコーナーや、安来の歴史についての展示があります。館内にはお食事処があり、どじょうすくいにちなんだどじょう料理を食べることができます。メニューの中には、お子様ランチもあるので、子ども連れでも安心。また、お土産処もあり、安来市の特産品を購入できます。安来の歴史と芸能に会いにお出かけしてみてはいかが。
美術館でありながら、海外からも高い評価を得るようなレベルの高い庭園を有する足立美術館。アメリカの日本庭園専門誌で何年も1位を獲得し続けているという庭園は、なんと5000坪という広大さ。枯山水庭、白砂青松庭、苔庭、池庭など、各々の庭園で四季折々の表情を見ることができます。もちろん展示物として、横山大観、竹内栖鳳といった近代日本画壇の巨匠たちの名画や、河井寛次郎や北大路魯山人といった陶芸家の作品が展示されており、日本の美を存分に味わうことができます。同じ敷地の中、色々な形の日本の芸術に触れられるので、子どもさんにも良い刺激になるのではないでしょうか。
神話「因幡の白兎」の舞台となった白兎神社。神話で白うさぎが火傷を治したと言われる「御手洗池」や「蒲」があり、皮膚病や火傷などにご利益があると言われています。また、火傷を治してもらったお礼にと白うさぎが大国主命と八上姫の恋を手伝ったことから、恋人の聖地・縁結びのパワースポットとしても人気があります。神話の中でも有名な話ですし、子どもたちも興味を持ちやすい神社だと思います。
国の重要文化財でもあるカトリック幟町教会世界平和記念聖堂は、原爆犠牲者への追悼と世界の平和を願う目的で建設されたキリスト教の教会堂。広島で被爆したエノミヤ・ラサール神父が、ローマ法王や世界中の人々の協力を得て昭和25年に着工し、5年後に完成しました。壁面は被爆地の土で焼いた煉瓦を使用しています。神聖な聖堂を見学することができますが、宗教活動がある日は見学ができないので、連絡をしてから行くようにしましょう。
標高900メートルの三徳山に境内を持つ寺院です。奥院の建物である投入洞は垂直に切り立った壁に建てられた他には見られない建築様式であり、国宝に指定されています。その他にも険しい地形に建てられた数々の建物を見ることができます。参拝には険しい山の登り降があるため、服装と靴のチェックを受けなければなりません。ぜひ家族みんなの体調と服装、持ち物を準備して貴重な建物を目で見に出かけてみてはいかがでしょうか。
昭和60年に敗戦となった国鉄倉吉線を記念して建てられた。廃線跡を整備して造られた「緑の彫刻プロムナード」があり、打吹駅跡地に施設が建てられています。写真パネルや信号機の他、SLの展示も行われており、鉄道好きではなくとも興味深いものばかりではないでしょうか。記念館は駅や主要スポットから少し離れたところにありますが、風光明美な土地柄なので散歩にもぴったり。記念館は無料で入場できるので、懐かしい空間に浸りながら、のんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
曹洞宗の名刹であり、滝沢馬琴「南総里見八犬伝」のモデルになったと言われている安房国(千葉県)館山城最後の城主、里見安房守忠義と8人の家臣がまつられた墓所があります。その他有栖川宮の祈願所となっており、有栖川宮織仁親王、韶仁親王の遺灰がまつられている由緒正しい場所です。周辺には需要伝統的建造物群保存地区である打吹玉川といった風光明美な観光地や、打吹公園があるので、一日かけてじっくり巡るのがお勧め。ぜひ家族でゆったりとした時間を過ごしてください。
ギリシャ生まれのイギリス人だった小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は明治時代、外人の多くが日本に対して好意的とは言えない偏見を持つ時代に、世界へ日本や松江の良さを多くの著書に記し、発信していました。小泉八雲旧居は武家屋敷。居間から三方に広がる日本庭園は四季折々の美しい木や花を咲かせます。日本古来の美しさに触れ合う機会の少なくなった現代ですが、八雲の愛した「日本の美」にはハッとされるものがあると思います。