美保湾から大山、遠く隠岐の島まで360°の大パノラマが広がる灯台。明治31年に初点灯された山陰最古の灯台で、「世界の歴史的灯台100選」に選ばれた石造りの風格ある建物です。隣には赤い屋根が目印のカフェがあり、目の前に広がる日本海を眺めながら、オリジナル料理を楽しむことができます。店内には映画「喜びも悲しみも幾年月」のレンズ磨きシーンに使われた灯台の初代レンズが展示してあるので、出かけてみてはいかがでしょうか。
願いが叶うといわれる石がある玉造温泉街奥部の玉湯川東側にある神社。JR玉造温泉駅から車で5分の距離にあり、20台分の無料駐車場が完備されています。かつて勾玉が作られた地として有名で石について縁が深く、縁結び・子宝にご利益がある神社です。神社のパワーを持って帰れるお守りの中にさまざまな種類の石が入っている「叶い石」も人気が高く、周辺には温泉施設などの観光スポットもあるので出かけてみてはいかがでしょうか。
島根半島の最西端にある、日本一の高さを誇る灯台。煉瓦と石造りの二重構造で出来ており、その歴史と文化的な価値の高さから「世界の歴史的灯台100選」のひとつに選ばれています。沖合約40kmまで照らす100年を超えた今なお現役。らせん階段で灯台内部(有料)を登っていくと、眼下には絶景のパノラマが広がります。周辺の遊歩道を散策したり、刻々と変化する美しい夕日を眺めたり、灯台のある景色を心ゆくまで堪能できます。
国内で唯一のキルトの美術館。田園風景に囲まれた中に建てられた、築200年の出雲様式の屋敷を展示場としています。古布を使った「和のキルト」で、世界的に高い評価を受けている日本人作家、八幡垣睦子さんのプロデュース。屋敷の各部屋をキャンパスに、常に約15点の季節に合わせた作品が展示されています。各所に椅子が設置されていて、ゆっくり作品の世界観に浸ることが可能。カフェスペースや茶席、ショップも併設されています。
たたら製法から高炉を使う近代製鉄法へ移行期の技術史にスポットをあてた展示場です。槙原たたらに残されていた当時の角炉を、仁多町が復元整備しました。この角炉は、約10年間にわたり約4000トンの銑鉄を生産していたといいます。建物の中はたたら場、水車、吹子場からなり、当時の操業風景を再現しています。昭和を感じさせる建物に感激すること間違いなし!1階の奥には水車もあり子どもに喜ばれています。
白壁土蔵造りの趣のある記念館には、松江藩鉄師頭取絲原家が 約400年にわたって伝承してきた美術工芸品や、たたら製鉄資料などが 展示されています。隣接する絲原家の居宅は国の有形登録文化財で、 建坪350坪、部屋数40室を誇る大邸宅です。また、記念館の右手奥にある絲原家庭園は,自然の森林を借景として出雲流の庭園として著名です。子ども連れでも歩きやすい道なので、ファミリーで訪れる方も多数。
熊谷家住宅は石見銀山御料における有力商人の生活の変遷を最もよく示す民家建築です。この住宅は、江戸幕府直轄領であった石見銀山御料における家の役職を示した主屋の平面構成や、時代による推移を示した屋敷構え等に特徴があり、江戸時代後期から末期にかけて御料の有力商人の身分や生活の変化を最もよく示す民家建築です。展示物を探しながら館内を見てまわれるクイズがあり、子どもも楽しめます。
福光石の採石場として唯一、今も操業が続けられている450年の歴史ある石山。福光石とは、火山灰が1500万年もの月日をかけて凝灰岩になったもので、世界遺産・石見銀山にある五百羅漢像にも使われています。石切り場の巨大な縦坑は30メートルの深さまで掘り下げられ、その圧倒的なスケールにまるで探検家気分が味わえます。要予約で40分~60分の見学ツアーが開催されているので利用してみてはいかがでしょうか。
江戸時代の道やお屋敷が多数残っている萩の城下町。“幕末の風雲児”と呼ばれた高杉晋作や、“維新の三傑”と呼ばれた木戸孝允(桂小五郎)、また、第26代総理大臣の田中義一の誕生地が残っている、歴史的価値のとても高い場所になっています。高杉晋作の資料が豊富に展示されている萩博物館や、幼少の頃の木戸孝允の記録などが残っていて、子どもたちが歴史の授業で習っている偉人たちに実際に触れあえるような体験ができます。
藩政時代に呉服商から酒造業に転じ、明治時代には萩を訪れる名士の宿所でもあった久保田家の住宅を保存・修理したもの。母屋、土蔵、離れが残っています。主屋は、屋根裏に物置や使用人の寝間を設けた「つし二階」を持ち、高さが高いという特徴があります。史跡萩城城下町を語る上で重要な建物で市の有形文化財です。ガイドさんが常駐していて、施設の説明を行っていますので子どもでもわかりやすく見学することができます。
大河ドラマ「花燃ゆ」の撮影現場として何度も使われた堀内鍵曲は、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されている歴史の深い道です。左右の高い塀に囲まれ、直角に曲がる独特な道の造りは、見通しが悪く、方向感覚をなくし人を道に迷わせます。侵入者を捕まえるために工夫されたこの道はまるで大迷路!塀からはみかんの木がたくさん顔をだし、のどかな景色が広がります。積み重なった歴史を感じつつ、巨大迷路を楽しめるスポットだと思います。
江戸時代末期の思想家であり、教育者であった吉田松陰を祀っている神社。松陰神社の境内には吉田松陰が作った、多くの塾生の明治維新を成し遂げる原動力となった松下村塾が保存されております。また宝物殿には松陰が愛用した赤間硯と父兄宛に書いた文書が保管されています。学問の神として有名な松陰神社。こちらでは学業成就のおまもりが、ランドセル型、のぞき鉛筆型など子供も喜ぶ形のものもあります。
松陰神社の境内にある、吉田松陰の生涯を展示している施設。20の場面にわけて、吉田松陰の生涯をわかりやすく紹介しています。説明版、音声ガイド付きなので、子供も一緒に吉田松陰の生涯を理解できるのではないでしょうか。同境内には、吉田松陰が教えていた松下村塾や松陰の遺品が展示されている宝物殿などもあります。吉田松陰の生涯を感じることのできる境内をゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。
吉田松陰の遺品や、松陰の生涯、遺書などが展示されている博物館。無料ゾーンと有料展示室があり、無料ゾーンでは、松陰の生涯や萩市内の松陰ゆかりの地を紹介する展示があります。有料展示室では、松陰の使用していた赤間硯や門下生、塾生にあてた遺書が展示されています。ミュージアムショップがあり、ここでしか手に入らないオリジナルグッズが販売されておりお土産にもぴったりです。
明治維新の立役者として知られる木戸孝允の生まれ育った家。中に入ると、木戸孝允が幼少期に書いた手習い(習字)、写真などが展示されています。建物は2階建になっていて、部屋は14部屋あり、当時の生活を知ることができます。お庭を散策することもできますので、子どもと一緒に昔の生活に思いを馳せながらの歩いてみてはいかがでしょうか。