高山在住の医師、藤井糺一氏が大正中期から約70年にわたって収集した古美術品と古民芸品のコレクション約2500点を江江戸萬流総檜造りの土蔵に展示している美術館。入口の門は、高山城二の丸の登城内を復元しています。見どころは、270年以上前に作られた雛人形の享保雛や、筆遣いが見事な一休禅師や横山大観、富岡鉄斎の掛け軸です。不定期に休館日がありますので問い合わせてから訪れることをお勧めします。
岐阜県高山市の本町通り商店街の中にある美術館で山下清の作品が展示してあります。ドラマ「裸の大将」のモデルにもなった放浪の天才画家、山下清の原画作品約100点、記録写真20点が展示されています。花火の切り絵は有名ですが、その他にも金魚や鯖、フクロウ、蝸牛などの動物や植物などの作品が多数あります。入口には「裸の大将」で有名な姿の顔出し看板があり記念撮影が楽しめますが館内の撮影は禁止ですので注意が必要です
明治40年川原町の名工西田伊三郎によって建てられた商家で、軒先には杉玉が吊るしてあり、昔の造り酒屋の面影が残っています。土間の吹き抜け部分にある大柱を中心に榛梁と束で構成された立体格子が見事で、天井から取り入れている光の陰影が印象的。吉島家は、日下部家と相接していて明治8年の大火で焼失し、再建されていますが明治38年にまた焼失しました。隣の日下部民藝館とともに国の重要文化財に指定されています。
天領時代に御用商人として栄えた商家・日下部家の町屋住宅を利用した民芸館。奥の土蔵を展示室として利用し、日下部家に伝わる渋草焼など、美術品や民芸品を展示しています。建物は力強い造りが特徴で、現在の建物は1879年飛騨の川尻治助によって造られた江戸時代の建築様式そのままの住宅で、高山の町屋建築の集大成といわれています。1966年に明治時代の民家として国の重要文化財に指定されています。
からくり師が巧みに操るからくり人形の実演が見学できる日本で唯一の実演場で、全国各地の重要有形民俗文化財の獅子頭が約800点あまり展示されている博物館です。江戸時代の小判や硬貨、まつり用具、山村の生活用具、美術工芸品なども展示しています。舞台裏見学やからくり体験も可能です。小さな子どもでも、じっくりからくり人形を見たり触れたり説明を聞いたりすることができますので、ご家族揃って楽しめます。
桜山八幡神社境内にあり、年に2回開催される高山祭の実物屋台など11台の屋台を4台ずつ4カ月ごとに入れ替えて常設展示している施設。国の重要文化財に指定されているため、ガラス越しでの見学となっています。巫女の衣装を着た女性が館内を案内してくれます。屋台の歴史や由来など分かりやすく詳しく説明してくれるので子どもも大人も楽しめます。また高山祭の資料を展示していて、当日の様子をビデオ上映しているので祭りの雰囲気を味わえます。
明治8年の大火の後に建てられた高山の標準的な町家。宮地家は代々米屋、酒屋などの商売を営みながら農業も行っていた半農半商の家です。間口は6.4m程度と狭く、奥行きが長い「うなぎの寝床」と呼ばれる造りが特徴で道路側から母屋、中庭、土蔵と並んでいます。一番奥の土蔵には当時使われていた農具などが展示されていて当時の。生活の様子が伺えます。開館日は土曜日、日曜日、祝日のみとなっていて無料で見学することができます。
古くから「匠の里」として栄えた飛騨の匠たちの歴史や資料を展示。外観は匠の技を集結した趣き深いものとなっています。大和朝廷の時代から神社仏閣の造営に活躍した飛騨の匠たちの一本気な仕事ぶりや高い技術は、現在に受け継がれており、建築をはじめとする家具や一刀彫、陶芸、飛騨春慶塗りの展示物を通して知ることができます。体験コーナーでは、千鳥格子を組んだり、木組みのパズルに挑戦したりと大人から子供まで楽しめる内容になっています。
「中山道広重美美術館」は、岐阜県恵那市にあります。市内の浮世絵収集家である田中春雄さんが寄贈した歌川広重の浮世絵版画を中心に展示してあります。イベントも開催されており、スケジュール等はホームページで確認することができます。毎年行われている美術の美術講座もとても人気がありますよ。浮世絵刷り体験コーナーもあり、子ども達にも好評です。こども版画コンクールも平成15年から開催されており、たくさんの作品が集まっています。
美濃市駅から徒歩15分!美濃和紙あかりアート館は、1300年の歴史を誇る美濃和紙とあかりをテーマにした美術館。館内に入ると、わしを通したほのかなあかりに、重要伝統的建造物群保存地区に指定された「うだつの上がる町並み」が映し出されて美しい。ミュージアムショップでは和紙のあかりアートを販売。芸術性の高いアート作品ばかりなので、こだわりのモノを探している方にぴったり。国の有形文化財に登録された外観も見どころ。
郊外にある文化複合施設。木々に囲まれた敷地内には、アーティストのための創作の場ラ・リーシュ、白樺派にゆかりのある品々が展示されている清春白樺美術館、安藤忠雄氏設計の自然光により作品を照らす光の美術館、宗教芸術家であるジョウジュ・ルオーを記念して造られたルオー礼拝堂、樹齢80年の檜を使って作られた茶室徹、白樺図書館など、白樺派を中心としたあらゆる芸術作品の展示が行われています。1日中芸術に触れて過ごすことができるので、家族での休日に足を運ばれてはいかがでしょうか。
「薮内正幸美術館」は、山梨県北杜市にあります。動物作家の薮内正幸さんの原画を管理・収納・展示しています。日本では唯一の動物画専門の美術館となっていますよ。テーマに合わせ、半期ごとに展示品が替わります。絵本や子ども用の玩具などもあり、子どもたちも多く訪れている美術館です。また、こちらの美術館には緑豊かなテラスもあり、こちらでのんびり過ごす方の姿も見られます。開館時間は10時から17時となっています。
富士見高原創造の森 彫刻公園は富士見高原リゾート内にあり、遊覧カートに乗って登って行ったところにあります。望郷の丘の展望台は北アルプス、南アルプス、富士山までの壮大な山系を眺めることができる絶景ポイントです。また創造の森から眺める富士山は、関東の富士見百景に選ばれるほど、四季折々の美しい景色を眺めることができますので、ご家族の思い出にぜひとも訪れてみて欲しいスポットの一つです。
最寄駅から徒歩5分の場所にある、ワイナリーに併設されているガラス美術館です。入館料は、大人は500円、中高生は300円、小学生以下の子どもは無料です。常設展示してあるのは、東地中海沿岸、シリアなどから出土したローマ帝国時代のローマンガラスなど、約160点。専門家からも高い評価を得ているほど、たくさんのローマンガラスを見ることができる、貴重な場所となっています。美しいので、子どもたちも見入ってしまうこと間違いなし。是非お立ち寄りください。
モダンな建物が美しい美術館。日本、外国問わず様々な作家の作品が展示されており、常設展はもちろん企画展も見ごたえ抜群。パスポート会員限定のナイトミュージアムが開催されており、閉館後の静かな空間で学芸員の解説を聞くことができる人気のイベントです。バスの駅から徒歩3分とアクセスしやすい場所にあるので、小さな子ども連れでも気軽に行くことができます。芸術に触れる時間を持つため、家族で足を運ばれてはいかがでしょうか。