内宮と外宮の間にある伊勢神宮および別宮等の社、祭にまつわる宝物や資料を展示する伊勢神宮の博物館です。農業館は御田祭等の資料、装束等、徴古館は絵画等が展示されています。徴古館の建物は、赤坂離宮を手がけた片山東熊の設計でルネッサンス様式の洋風な外観が特徴。農業館の建物は、同じく片山東熊の設計による数少ない木造建築。平成10年に国の登録有形文化財に選ばれた建物も一見の価値があります。
江戸末期に紀州藩士20人が松坂城警護のために家族と移り住んだ武家屋敷。JR近鉄・松阪駅からバスで約5分の距離にあり、10時から16時まで営業しています。松坂御城番が住居していた長屋敷は全国的にも大変珍しく、現存する住居で今でも多くの人々の暮らしが営まれ、西棟北端の一軒は内部も一般公開しています。周辺には松坂城跡などもあるので、松阪の当時の歴史と文化を感じに家族で出かけてみてはいかがでしょうか。
18世紀最大の日本古典研究家・本居宣長が12歳から72歳の没年まで暮らした家を復元公開した施設。大人400円・大学生300円・小学4年生から高校生200円で入館することができます。鈴と桜をこよなく愛した宣長が、鈴屋と呼んだ建物の2階の書斎は、保存の為直接入ることはできませんが、石垣の上の見学場所から見ることができます。当時の松坂の歴史や町民の文化を学びに、家族で出かけてみてはいかがでしょうか。
昭和33年創立の小諸市立藤村記念会館は、小諸義塾の教師をしていたこともある詩人で小説家「島崎藤村」の記念館で、懐古園内にあります。小諸で過ごした6年余りの間につくられた、大作「破戒」や「雲」「千曲川のスケッチ」「旧主人」などの作品を中心に、著作や原稿・家族や生徒との写真、手紙などを収蔵・展示しています。小諸市に来た際は、桜の名所でもある懐古園と、その中にある小諸義塾記念館と併せて見学するのがおすすめ。
小諸市立小諸義塾記念会館は、明治26年11月に木村熊二により作られた私塾「小諸義塾」の本館校舎を復元利用し、当時の資料を展示しているスポット。 アーリーアメリカン調と和風土蔵様式の造りが印象的な外観。館内では義塾の歴史や教師、教育、 「塾長木村熊二」、「義塾の生徒と木村の業績」について展示、紹介しています。また、屋外には島崎藤村の作詞の「惜別の歌」の碑が建てられています。周辺の観光スポットと併せての見学がおすすめ。
海野宿歴史民俗資料館は、江戸時代に旅籠屋だった建物を利用して、宿場の生活と養蚕で栄えた本海野の歩みを紹介しています。2階は出桁造りで、海野格子と呼ばれる出窓が特徴的。壱の間から参の間までは大部屋が続き、旅人たちの多くが相部屋で泊まったとされています。明治時代に入り宿場の機能が失われてくると共に、大部屋を利用して養蚕が始められました。養蚕農家の形式を兼ね備えた建物はとても珍しく、じっくりと見学してほしいスポットです。
江戸時代の豪商「田中本家」。広い敷地に二十の蔵が取り囲む豪壮な屋敷構えです。四季によって様々に表情を変える日本庭園と建物との調和は素晴らしく、四季折々に散策が楽しめます。田中家に代々伝わってきた美術品や当時の生活用品の展示のほか、軽食喫茶室では、江戸時代の古文書から再現したお料理を味わうこともできます。ほぼ毎月、建物と庭園をより楽しめるイベントもあります。家族みんなで江戸時代へタイムスリップしてみてはいかがでしょうか。
松本市出身の酒井家が200年にわたって収集した浮世絵コレクションが展示されている博物館。その数はなんと約10万点!子どもたちも一度は教科書で見たことがある北斎・広重といった有名な浮世絵を実際に見ることができます。世界でも絶賛される浮世絵を身近に感じてみませんか。展示内容は3か月に1度変更されるので、何度行っても新しい浮世絵に出会えます。松元ICや国道にも近いので車でのアクセスに便利です。
高山城下町や美術工芸品、伝統文化などの紹介がされている博物館。14の展示室、資料閲覧室、研修室があり、数々の貴重な展示品や資料、図書を通して高山の歴史について知識を深めることができますよ。敷地内には歴史的建築物に囲まれた庭、ガラス灯小路などがあり、散策してのんびり過ごすというのもよさそうですね。
高山城主金森家の御典医の住居だった建物を利用して、飛騨の歴史にまつわる珍しい資料を展示しています。建物にはほとんど手が加えられておらず、昔のままの雰囲気を楽しむことができます。中は井戸の抜け穴や吊天井など、まるで忍者屋敷のような面白い造りになっているので、子どもたちも興味を持つこと間違いなしですね。
明治28年に建設された旧高山町役場跡にある、高山市の行政資料を展示している記念館です。高山市三町伝統的建築物群保存地区内の南端に位置しています。今はなかなか見ることのできない当時の電話、ワープロ、パソコンなどの展示品は、子どもたちにとって新鮮に感じられることでしょう。見学は無料。
古き良き昭和時代を象徴する数々の店舗が再現されている施設です。床屋、雑貨屋、玩具屋、時計屋などが立ち並ぶ昭和通りの街並みに立ち入ると、まるで昭和にタイムスリップしたかのようです。子どもたちにとっては新鮮で、大人にとっては懐かしく感じられることでしょう。
年に一度の歴史ある勇壮な古川祭をいつでも体感・体験できる会館。館内には、飛騨の匠の技と粋を結集した豪華な屋台3台(古川祭期間除く)と御神輿を常時展示。起し太鼓と屋台の織り成す静と動を臨場感あふれる立体映像でバーチャルに体験。からくり人形の操作体験、起し太鼓の試し打ち体験や、一刀彫、飛騨絵馬の伝統工芸の実演を見ることもできます。親切な係員が、館内の説明だけでなく街並み散策のアドバイスもしてくれます。
「下呂温泉博物館」は、温泉を科学と文化の両面から紹介している全国でも珍しい温泉専門の博物館となっています。温泉の歴史をはじめとして、温泉が湧き出すしくみや泉質・効能についての展示や、実際に温泉の成分(塩分など)を調べたりできる体験コーナーなどがあります。また、足湯や歩行浴の癒しコーナーもあり、人気がありますよ。休館日は木曜日となっています。(祝日の場合は翌日)駐車場は30台分あり、一時間は無料となっています。
大学の研究室が集めた貴重な考古学資料や民族誌資料が展示されている博物館。常設展をはじめ、学芸員や学生がテーマにそってピックアップした資料を展示する企画展も行われており、美術品として愛でるもよし、学習の一環として見るもよし、様々な角度で楽しむことができる博物館です。資料に直接触ることができるのも嬉しいポイント。施設内はユニバーサルデザインが採用され、ベビーカーや車いすでも見学をすることが可能。多目的トイレがあるので、小さな子ども連れでも安心です。子どもの興味を広げることができる博物館へ、親子でお出かけされてみてはいかがでしょうか。