世界遺産に登録されている、熊野三山の一つです。縁結びの神様でも有名で、ぐるりと囲まれた朱色の社殿の姿は圧巻です。周りの木々のなかでその色鮮やかさが神様のいる特別な場所、ということを感じさせてくれます。ひとつひとつお祈りしてまわるのに忙しいですが、敷地内はさほど広くなく、境内までの階段などもなく、車で気軽に訪れることができるので、子ども連れの方にもおすすめです。
538段の石段を登っていった先に見えてくる神社。熊野速玉大社の摂社で、ご神体はごとびき岩と呼ばれる山上にある巨岩。途中人によっては手を使わなければ登れないほど急な所もあります。時間的には10分ほどで到着できるのですが、汗だくになるほど登るのは大変ですが、その先にあるのは素晴らしい眺めと雰囲気です。杖も置いてあるので、自信のない人は利用してもいいかもしれません。チャレンジ精神旺盛な子どもさんなら一緒に登る事ができそうです。
阿須賀神社は熊野川の河口付近にある、蓬莱山と呼ばれる小丘陵の南麓にある神社。境内には市指定天然記念物の「阿須賀神社のテンダイウヤク」や「蓬莱山の社叢」、市指定史跡の「阿須賀神社境内復元竪穴住居跡」などの見どころがあります。また、「徐福伝説」で知られる徐福が、阿須賀の地に上陸したとされ、境内には「徐福ノ宮」が祀られています。新宮市立歴史民俗資料館では多くの資料を展示しているので、併せて見学するのがおすすめ。
加太駅から車で5分の場所にある神社です。薬の神様とされる少彦名命を祭神とし、婦人病や安産祈願など女性のための神様として、昔から信仰を集めている神社です。境内には多くの人形が奉納されていて、毎年3月3日には雛流しの儀式が行われ多くの観光客で賑わいます。また、平成27年には御鎮座850年を迎えます。ぜひ家内安全を願いに家族で参拝してみてはいかがでしょうか。
家島本島、宮港から東の方にある周囲が島唯一の原生林で囲まれた神社。平安時代、時の右大臣、 菅原道真が左遷により太宰府に向かう途中、休憩した跡にこの神社が建てられたそうです。祭神は大己貴命、小名彦命、天満天神。兵庫に旅行の際は、自然に囲まれた家島神社にぜひ行ってみてはいかがでしょうか?
国宝千手観音坐像、重文千体千手観音立像と、見る者を圧倒する仏像が安置されている三十三間堂。千手観音坐像は像高が3メートルほどあり、42手は1つ1つの手に細かな細工がなされ、表情も穏やかで、見ごたえがあります。千体千手観音立像は1体1体お顔が違い、会いたい人に似た顔に必ず会える、とか自分と同じ顔がいらっしゃる、などといったユニークな言い伝えがあったりするんだとか。なかなか仏像に興味を持ちにくい子どもさんでも、仏像見物を楽しめるのではないでしょうか。
天下統一を果たした豊臣秀吉。そんな秀吉は没後、東山阿弥陀ヶ峰に葬られ、この豊国神社に祀られました。この神社、大阪夏の陣後に徳川家康に取り壊されているそうで、現在の社殿は1880年に再建のものとのこと。国宝に指定されている唐門は伏見城の遺構で、桃山期の貴重な門。立派で歴史を感じられる門構えは、一見の価値有りです。境内の宝物館には秀吉遺品を納めた唐櫃(重文)もあります。歴史の波に流されながらも、再建された豊国神社。子どもさんと下剋上の戦国の歴史について話をするのに、とても良い場所ではないでしょうか。
京の台所、錦市場の東端に位置し、錦の天神さんと呼ばれている神社。商店街のアーケードの真ん中にあって神社の鳥居が建物の2階の壁を突き破る珍しい姿が見られ、初めて見る人は鳥居だと気付かないことも多いそう。学業・厄除け・商売繁盛のご利益があるといわれ、古くから地元住人に深く広く信仰されています。境内には錦の水と呼ばれる名水が湧き出していて、無料で飲むことができ、この水を目当てに来る人も多い。
萩の宮と言われる程の萩の花の名所。京都御所ゆかりの神社です。9月第3日曜日に「萩まつり」が催されます。境内一円には数百株の萩が植えられていて、「萩まつり」の頃は美しい萩の花を見ることができます。境内の井戸の水は「染井の水」と呼ばれ、京都三名水の一つです。今は敷地内の鳥居から社の間にマンションが建築されていて景観はいまいち。どうしてマンションを建てることになったかを知れば子どもの社会問題への興味が湧くかも。
『京都三熊野』の一つである神社。山を背に建てられている神社で、紅葉の名所としても知られています。ご神木は梛(なぎ)の木で、「すべての苦難をなぎ倒す」と言われています。そんな梛の葉で作られたお守りが人気。子どもの未来にある苦難をなぎ倒せるようにと願いを込めて、子どもと一緒に参拝してみてはいかがでしょうか。
889年に宇多天皇の病気平癒の祈願のために創建された、古い歴史のあるお社。大国主命が野火に囲まれ困っているときにネズミが洞穴に導いて命を救ったという古事記の記述に基づいて1969年に狛ネズミがつくられました。狛ネズミがある神社はここだけです。枝垂れ紅梅や椿など四季折々でみどころがあり、狛ネズミの他にも狛犬、狛狐、狛鷲、狛猿、狛蛇やたぬきの置物があるので花を楽しみながら子どもと動物探しをするのも楽しいかもしれませんね。
『京都三奇祭』の一つ『やすらい祭』が行われる神社。創建から1000年以上経つ由緒ある神社で、広い境内には見どころがたくさん。社殿のそばに「阿呆賢さん」(別名:重軽石)という石があります。この石を三度叩いてから持ち上げ、再度願いを込めて三度手のひらで撫でます。その後に持ち上げ、石が軽ければ願いが叶うといわれています。子どもと一緒に不思議な石を触ってみてはいかがでしょう。
鞍馬寺にある由岐神社は、京都三大奇祭の一つ、鞍馬の火祭りで知られる神社です。天慶3年に、御所内に祀られていた由岐明神を鞍馬に創建しました。仁王門脇の普明殿からケーブルカーで、残りの半分は徒歩で登ることができますが、かなりの距離と勾配があるので歩きやすい靴で行くことをお勧めします。樹齢約600年を超える大杉も見どころのひとつ。鞍馬山の斜面に建っている由岐神社の拝殿は重要文化財で中央が通路になった拝殿が珍しい左右二つの部屋に分かれる割拝殿となっています。
創建延暦3年、784年に建てられた神社であり、京都でも有数の観光地として知られています。女性の守り神がまつられており、女性が美しく育ち、幸せに恵まれるようお参りするのに適した神社です。安産祈願や子ども用のお守りも数多く用意されているので、小さな子どもを連れてのお参りに最適。季節ごとに様々な神事や行事が行われており、春には子供みこし、秋には御田刈祭で赤ちゃんの土俵入りを見ることができます。自然豊かで四季を感じることができ、のんびりと過ごすことができる場所です。ぜひ家族で行かれてみてはいかがでしょうか。
日本でも有数の、高さ21.7mの大きな鳥居がある神社です。伊弉諾命(イザナギのミコト)と伊弉冉命(イザナミのミコト)を主祭神としています。昔から安産祈願や子どもたちが健やかに育つように祈っていく人が多いそうです。淡路島の観光の際などに訪れてみてはいかがでしょうか。