明治時代、新谷出身の豪商・河内寅次郎が、老後の余生を肱川随一の景勝地「臥龍淵」で過ごしたいと、10余年をかけて築造した別荘。明治の匠が残した数奇に飛んだ三建築、日本庭園、借景美を堪能できます。臥龍院にある清吹の間、壱是の間、霞月の間は、季節の移ろいと和の空間の完璧なまでの美しさに心奪われることでしょう。不老庵では肱川の景色を楽しみながらお茶をいただけます。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにも掲載。
藍商の心意気を今に伝える町並みで最大の床面積を誇り、藍の豪商として繁栄した「佐川屋直兵衛」の屋敷。国の重要伝統的建造物群保存地区「脇町南町」を構成する建造物の一つ。有料で一般公開されていて、当時の藍商人の暮らしを感じる事ができます。中には、帳場や使用人部屋があり、裏手には吉野川の水運を利用した舟着場跡があります。リーフレットには間取りや由来が説明されていて、半分は絵はがきになっていてよい記念になりそう。
高知県須崎市にある古商家を利用したギャラリーです。 観光案内所と地域の憩いの場を兼ねた総合交流施設。木造2階建ての本館は、壁を漆喰で塗り固めた重厚な外観で。大正5年(1916年)の建造といわれています。須崎市では、子どもの読書リーダーを育てる活動を行っています。小中学生が「子ども司書」となって、読書の楽しさや大切さを広めていくものです。 その「子ども司書」が絵本の読み聞かせを行うイベントの会場としても利用されています。
建築当時の方法を忠実に守り再建された大洲城。明治時代の古写真や「天主雛形」と呼ばれる江戸期の木組み模型などの資料をもとに資料研究の末作られた城は、古さだけが価値ではないことを体現しています。なお、江戸時代から残る史跡もあり、台所櫓や南隅櫓などの4棟の櫓が国の重要文化財に指定されています。内部の木材は全て国産の物を使用。圧巻の技術を目の当たりにすることができます。また、天守閣からの眺めも気持ち良く、大須氏を一望することが可能です。ぜひ観光に行かれてみてはいかがでしょうか。
JR四国の駅のひとつ。全ての特急列車が停車する主要駅であり、駅舎が和風の作りになっている点が見どころ。駅前には蒸気機関車が保存展示されており、貴重な車両を間近で見ることができます。効果型の駅ですが、エレベーターが用意されているので、小さな子ども連れの方やベビーカーを押していても安心して利用することができます。駅舎や蒸気機関車を見学するもよし、移動の足として普段使いするもよし。気軽に利用されてみてはいかがでしょうか。
ギャラリーくらやは瀬戸内海に浮かぶ直島に生まれたアートギャラリー。個展やグループ展などさまざまなジャンルのアート作品の発表の場として利用されています。普段なかなかアートと関わりのない方でも、直島に来た記念に寄っていくのもおすすめですよ。3年に1度の瀬戸内国際芸術祭期間中は特に賑やかです。ヘルシーなお菓子やお飲み物をいただけるカフェもあるので、休憩にぴったり!夏の時期は、特製ナチュラルシロップかき氷がおすすめ。
石鎚山にある4神社を合わせて石鎚神社と言います。そのうちのひとつである中宮成就社は石鎚山の中腹、石鎚登山ロープウェイを下車し徒歩20分ほどの場所にあります。初宮詣や七五三などの御祈願は毎日行われていますよ。
室戸岬付近の高台にたつ白亜の鉄造灯台。全国に5ヶ所しかない巨大なフレネル式レンズを持つ稀少な灯台で、昭和33年から現在まで変わらず航路を照らし続けています。日本の灯台50選、海上保安庁による保存灯台Aランクにも指定。灯台と共に見える朝日や夕日が美しく、稀に「だるま朝日・夕日」といった自然現象が見えるのだとか。毎年11月頃開かれる灯台まつりでは内部も公開されています。灯台と共にある美しい景観を見に行きませんか?
安芸市土居地区に残る武家屋敷が並ぶまち並みのことを土居廓中と呼びます。古い伝統的な屋敷が安芸城跡を囲んで直線状的に並び、現在でも江戸の雰囲気を味わえる貴重な文化財です。建物は高知の気候に合わせ、敵の侵入からも防ぐための工夫も見ることができます。もっとも古い「野村家」は唯一一般公開されている建物です。ぜひ、歴史のある建物とその街並みを訪れてみてはいかがでしょうか。
徳島県板野郡板野町にある真言宗御室派の寺院で四国八十八箇所霊場の第五番札所。嵯峨天皇の勅願により弘法大師が自ら1寸8分(約5.5cm)の勝軍地蔵菩薩を刻み、本尊として開創したと伝えられています。本尊が勝軍地蔵ということで源義経などの武将の信仰も厚かったそう。当時は伽藍の規模も壮大で26の塔頭と、阿波・讃岐・伊予の3国で300あまりの末寺を持ったといわれています。1582年長宗我部元親の兵火によりすべて焼失し江戸時代に徳島藩主蜂須賀氏が再建しました。
美術館に併設されているカフェ。店内は青い絨毯が印象的なモダンな空間。著名なデザイナーによる家具が置かれています。メニューはコーヒーや紅茶などのドリンクをはじめ、しっかりと食事をすることができるランチセットや、企画展ごとに特色のあるスイーツが展開されています。グッズを販売しているショップもあるので、そちらでお買い物も楽しむことができます。展覧会を見た後の余韻を感じながら、カフェでお茶の時間を楽しまれてみてはいかがでしょうか。
C12の蒸気機関車が置いてあります。塗装しなおしてあり、無料で見れます。