歴史的美術価値の高いキューピットとエンジェルをコレクションした美術館。紀元前4世紀のテラコッタ天使像や19世紀のブロンズ像など、ヨーロッパ各地で集められたかわいらしい天使とキューピッドの美術装飾品約80点を展示しており、また、併設された英国式庭園ではオールドローズを中心に四季折々の花々が楽しむことができます。それはまるで英国に来たような気分になることでしょう。家族で英国気分を味わってみてはいかがですか。
石造りの貴族の館マナーハウスをモチーフに建物の資材や工法まで本物にこだわって建てられた美術館。館内には1800年代中心にアンティークステンドグラスがありその美しさに目を奪われます。イギリスの教会で使用されていたパイプオルガンの生演奏が毎日行われ、その迫力ある響きとステンドグラスの優しい光、アロマの香り…五感で楽しむことができます。毎日開催される体験教室もあります。親子で世界に一つのステンドグラスを作ってみませんか。
津和野の歴史ある藩筆頭庄屋・弥重家の庄屋屋敷を修復した和風建築の美術館。木のぬくもりが心地よい館内には、地元出身の独立美術協会の重鎮・中尾彰の詩情あふれる作品や吉浦摩耶夫妻の心なごむ美しい作品を数多く展示。闘牛の緊迫感と荒々しさを見事に表現した版画 「闘牛技」は、スペインの国民的画家ゴヤの貴重な作品。2階の雨戸のふし穴から差し込む光で、庭園が逆さに障子に写る針穴写真は、晴れるほどに幻想的な景色となります。
アンティークレース、板橋純世の絵画が展示されている美術館。15世紀~19世紀のアンティークレースは、装飾品やドレス、小物など多彩で、ヨーロッパの貴族文化の華やかさを物語ります。板橋純世の絵画は、パリやニューヨークで高い評価を受けており、繊細な絵がアンティークレースとともに展示され、不思議な空間を生み出しています。オムツ交換台があるので、小さな子供連れでも安心して観覧できます。
創設者、岩崎與八郎のコレクションを展示している美術館。格子状の外観が特徴的。19世紀以降のフランス絵画、現代の外国作家(メキシコ・ブラジルなど)の絵画、日本画(黒田清輝・藤島武二・梅原龍三郎・久米圭一郎など)、墨書等を収集・展示しています。工芸館には、一階にパプアニューギニアの民族美術、2階には近年日本に里帰りした「里帰り薩摩」と呼ばれる薩摩焼きを展示。そのほか西郷隆盛の書なども見られる、多彩な美術館です。
高山在住の医師、藤井糺一氏が大正中期から約70年にわたって収集した古美術品と古民芸品のコレクション約2500点を江江戸萬流総檜造りの土蔵に展示している美術館。入口の門は、高山城二の丸の登城内を復元しています。見どころは、270年以上前に作られた雛人形の享保雛や、筆遣いが見事な一休禅師や横山大観、富岡鉄斎の掛け軸です。不定期に休館日がありますので問い合わせてから訪れることをお勧めします。
岐阜県高山市の本町通り商店街の中にある美術館で山下清の作品が展示してあります。ドラマ「裸の大将」のモデルにもなった放浪の天才画家、山下清の原画作品約100点、記録写真20点が展示されています。花火の切り絵は有名ですが、その他にも金魚や鯖、フクロウ、蝸牛などの動物や植物などの作品が多数あります。入口には「裸の大将」で有名な姿の顔出し看板があり記念撮影が楽しめますが館内の撮影は禁止ですので注意が必要です
明治40年川原町の名工西田伊三郎によって建てられた商家で、軒先には杉玉が吊るしてあり、昔の造り酒屋の面影が残っています。土間の吹き抜け部分にある大柱を中心に榛梁と束で構成された立体格子が見事で、天井から取り入れている光の陰影が印象的。吉島家は、日下部家と相接していて明治8年の大火で焼失し、再建されていますが明治38年にまた焼失しました。隣の日下部民藝館とともに国の重要文化財に指定されています。
天領時代に御用商人として栄えた商家・日下部家の町屋住宅を利用した民芸館。奥の土蔵を展示室として利用し、日下部家に伝わる渋草焼など、美術品や民芸品を展示しています。建物は力強い造りが特徴で、現在の建物は1879年飛騨の川尻治助によって造られた江戸時代の建築様式そのままの住宅で、高山の町屋建築の集大成といわれています。1966年に明治時代の民家として国の重要文化財に指定されています。
からくり師が巧みに操るからくり人形の実演が見学できる日本で唯一の実演場で、全国各地の重要有形民俗文化財の獅子頭が約800点あまり展示されている博物館です。江戸時代の小判や硬貨、まつり用具、山村の生活用具、美術工芸品なども展示しています。舞台裏見学やからくり体験も可能です。小さな子どもでも、じっくりからくり人形を見たり触れたり説明を聞いたりすることができますので、ご家族揃って楽しめます。
桜山八幡神社境内にあり、年に2回開催される高山祭の実物屋台など11台の屋台を4台ずつ4カ月ごとに入れ替えて常設展示している施設。国の重要文化財に指定されているため、ガラス越しでの見学となっています。巫女の衣装を着た女性が館内を案内してくれます。屋台の歴史や由来など分かりやすく詳しく説明してくれるので子どもも大人も楽しめます。また高山祭の資料を展示していて、当日の様子をビデオ上映しているので祭りの雰囲気を味わえます。
明治8年の大火の後に建てられた高山の標準的な町家。宮地家は代々米屋、酒屋などの商売を営みながら農業も行っていた半農半商の家です。間口は6.4m程度と狭く、奥行きが長い「うなぎの寝床」と呼ばれる造りが特徴で道路側から母屋、中庭、土蔵と並んでいます。一番奥の土蔵には当時使われていた農具などが展示されていて当時の。生活の様子が伺えます。開館日は土曜日、日曜日、祝日のみとなっていて無料で見学することができます。
伝統工芸の箱根寄木細工を知ることができる美術館です。昔の寄木細工の作品の展示の他、体験工房や職人の工房見学があります。好きな色の木を選び自分の好きなデザインのコースターや箸置きが作れる体験は人気です。料金もお手頃で、工程も易しいので小学生でも作れますよ。こぢんまりとした施設ですが、親切丁寧な説明で、おみやげも作れて、旅の思い出がより深いものになるのではないでしょうか。
古くから「匠の里」として栄えた飛騨の匠たちの歴史や資料を展示。外観は匠の技を集結した趣き深いものとなっています。大和朝廷の時代から神社仏閣の造営に活躍した飛騨の匠たちの一本気な仕事ぶりや高い技術は、現在に受け継がれており、建築をはじめとする家具や一刀彫、陶芸、飛騨春慶塗りの展示物を通して知ることができます。体験コーナーでは、千鳥格子を組んだり、木組みのパズルに挑戦したりと大人から子供まで楽しめる内容になっています。
東京23区で初めて区立美術館として開館した美術館。一般の方を対象とした技法の講座や、小学生に向けた鑑賞教室、イベント、ワークショップなどの教育普及活動も行なっています。収蔵作品は板橋区にゆかりのある作家のものを集めており、企画展や展示事業も行っています。付近には史跡も多いので、散歩がてら覗いてみるのもオススメです。