JR宇和島駅前の小高い丘の上に建てられたドーム型の屋内闘牛場。宇和島地方独特の民俗文化である闘牛を、手の届きそうなほどの位置で見ることができます。年5回の定期大会と観光闘牛(要予約)が開催されており、それ以外はビデオと建物見学を行っています。闘牛は時間無制限で、1分で勝敗がつく試合もあれば、1時間以上に及ぶときもあります。1トンを超える牛と牛との激しい睨み合いやぶつかり合う瞬間は迫力満点。定期大会日は無料バスあり。
市電末広町停留所から徒歩1分の場所にある文学館です。函館ゆかりの作家たちの自筆資料や作品、遺愛の品々を通して郷土函館の魅力に触れることができます。建物は大正10年に第一銀行函館支店として建設された煉瓦及鉄筋コンクリ?ト造3階建てで、函館市の景観形成指定建築物となっています。石川啄木をはじめとした函館ゆかりの作家たちの作品をぜひ自分の目で見て、函館の魅力を体感してみてはいかがでしょうか。
北海道を開拓せんとした坂本龍馬の足跡をたどることができる施設。龍馬自身は北海道の地を踏むことはありませんでしたが、龍馬の甥である坂本直がその志を継ぎ、蝦夷地開拓の礎を築きました。そんな開拓や文化についての貴重な資料を収蔵、展示し、PR活動やワークショップなどを行う拠点として利用されています。館内は広いわけではありませんが、展示されている資料は濃い物ばかり。激動の時代を身近に感じることができます。子どもの夏休みの自由研究にも最適な場所です。親子で訪れてみてはいかがでしょうか。
昭和60年に敗戦となった国鉄倉吉線を記念して建てられた。廃線跡を整備して造られた「緑の彫刻プロムナード」があり、打吹駅跡地に施設が建てられています。写真パネルや信号機の他、SLの展示も行われており、鉄道好きではなくとも興味深いものばかりではないでしょうか。記念館は駅や主要スポットから少し離れたところにありますが、風光明美な土地柄なので散歩にもぴったり。記念館は無料で入場できるので、懐かしい空間に浸りながら、のんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
桜の名所百選に選ばれた場所。敷地内では140種類もの桜を見ることができます。種類ごとに開花時期が違うので、長い期間お花見を楽しむことができます。見頃は4月下旬頃から。子どもと一緒にレジャーシートを広げてピクニック気分。品種ごとに違う花びらの形や色を観察しながらお花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。
歴史深い和倉温泉の中心部、「湯元の広場」にある湯壺。温泉のシンボルとして、記念撮影の場として多くの観光客が訪れます。かつて湧口が海中にあり、2羽のシラサギが傷口を癒やしていたことから発見されたという言い伝えをモチーフに、2羽のシラサギの像に挟まれるように源泉の湧き出す「湯壷」が作られました。湯が飲めるように柄杓が置かれており、すぐそばの土産店で卵を購入すれば、備え付けのカゴで温泉卵を作ることが出来ます。
能登半島の最先端の半島で外浦と内浦との接点にあたるところにある灯台。明治時代にイギリス人の設計で造られ、海から昇る朝日と海に沈む夕陽が同じ場所でみられることで有名です。NHK連続テレビドラマ「まれ」のオープニングで出てくる場所。天気のよい日は佐渡島や立山連峰が見えることも。無人のため灯台内は見学不可ですが、年に数回ある一般公開の時のみ入れます。急な坂道を登って行くので小さいお子さんやお年寄りの方は足元に気を付けて。
ギリシャ生まれのイギリス人だった小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は明治時代、外人の多くが日本に対して好意的とは言えない偏見を持つ時代に、世界へ日本や松江の良さを多くの著書に記し、発信していました。小泉八雲旧居は武家屋敷。居間から三方に広がる日本庭園は四季折々の美しい木や花を咲かせます。日本古来の美しさに触れ合う機会の少なくなった現代ですが、八雲の愛した「日本の美」にはハッとされるものがあると思います。
沢山ある教会の中でも、平戸を代表する教会のひとつ。平戸の市街からもよく見える丘の上の教会です。外観がとても綺麗な緑色をしているのも珍しい上に、教会の中のステンドグラスも絶対に見逃したくない美しさです。観光名所になっていますが本来は宗教施設なのでマナーはきちんと守りたいものです。施設内ではカメラ撮影、飲食、喫煙は禁止です。日曜日は10:00までミサがあるので中まで見学する場合はそれ以降の時間がおすすめです。休憩所、売店が教会の外にあります。
五島市を代表する、海辺に建つ白亜の美しい教会。聖堂は明治13年(1880年)に信徒が協力して建設し、その後老朽化のため、昭和13年(1938年)に建て直されたもので、ロマネスク・ゴシック・和風の建築様式を取り入れています。外観も内観も真っ白で解放感があり、ステンドグラスから差し込む光が彩り豊か。長崎の教会は、脱帽の上、私語、写真撮影は禁止ですので、見学の際にはご注意ください。
真っ直ぐ続く石畳、両側に立つのは時代を想わせる石垣。そんな江戸時代にタイムスリップしたような気分になれる場所、福江武家屋敷通り。五島藩の中級武士たちが住んでいたというこの通りは、現在も多くの方が軒を連ねてみえます。現代の住宅の内側には、そんな武家屋敷の名残の石垣が。この石垣、上の方は小石が積まれているだけの塀なのです。理由は敵が侵入してきたときにわかりやすいようにだとか。武士たちがどのように生活していたのか、子どもさんと想像を膨らませながら散策するのも楽しいかもしれません。
うなづき湖は黒部峡谷の豊かな自然に囲まれた宇奈月ダムのダム湖です。黒部峡谷鉄道のトロッコ列車から見える、うなづき湖のエメラルドグリーンと緑、赤い山彦橋のコントラストがとてもきれいと評判。左岸には尾の沼公園があり、水辺に降りることもできます。うなづき湖では新緑や紅葉のシーズンに合わせてボートクルーズツアーが開催されています。ボートに乗りながら黒部峡谷を満喫でき、景色をひとり占めできちゃいます。ガイドの方が同乗するので安心ですよ。
宇奈月温泉街の中にある、断崖から黒部川に張り出すように設けられた展望台。若くして亡くなったスペインの建築家エンリック・ミラーレス氏がデザインを手掛け、展望台の上には“飛び立つ鳥の雄姿”をイメージした、巨大な造形が目を引きます。眼下には黒部川の清流、向こうには温泉街やスキー場・大原山の観音像・新山彦橋を走るトロッコ電車が。四季と共に表情を変える美しい峡谷を眺めに、散策がてら登ってみてはいかがでしょう。
日本で唯一、現存する富山南砺市の流刑小屋。昭和40年には富山県指定有形民俗文化財に指定された歴史のある場所です。間口は約2.7m、奥行きは約3.6m、と大きな小屋ではありませんが、茅葺き屋根でしっかり造られています。周囲は草木で覆われ、小屋は急な山の斜面の真ん中付近に建てられており、小屋までは階段を一段一段上っていかないと行けないなど、小屋周辺の環境が当時の囚人がどのような状況や心境で収容されていたのか想像でき、感慨深いものがあります。近くには国指定重要文化財の村上家もあり、なかなか触れられない歴史の深い部分を子どもが学ぶのにも適しています。
ハリストスとはキリストのことで、江戸末期ロシア主教ニコライによって日本で初めてロシア正教が伝導され、ロシアの領事館及び礼拝堂として建てられた教会。国の重要文化財に指定されています。教会内に入るために寄付として300円かかります。地元ではガンガン寺の愛称で親しまれるリズミカルに響く鐘の音は、港町函館の風景と見事に調和して心地いい。この鐘の音は日本の音風景100選に選ばれています。